インテル、17歳モロッコ代表DFモンセフ・ゼクリを注視 ― ベルギーで急成長中の逸材

インテルがまたもや未来のスター候補をリストアップしている。 ベルギーの新鋭DFモンセフ・ゼクリ（17歳／KVメヘレン所属）が、ヨーロッパ各国のスカウトの注目を集める中で、インテルもその動向を綿密に追っているという。 アフリカフット（AfricaFoot）によれば、ゼクリは今季プロリーグで頭角を現し、モロッコU17代表としても重要な役割を担っている。若くして両サイドをこなす守備力と攻撃参加能力を兼ね備えた“現代型サイドバック”として、欧州トップクラブの間で静かな争奪戦が始まりつつある。

ニュース要約

インテルは、ベルギーのKVメヘレンでプレーする17歳DFモンセフ・ゼクリに注目している。 今季はここまで**リーグ戦9試合に出場（うち8試合が先発）**し、安定したパフォーマンスを継続。 モロッコU17代表でもレギュラーとして活躍しており、攻守両面での成熟度と冷静な判断力が高く評価されている。 インテル以外にも、リール（フランス）、PSV（オランダ）、レヴァークーゼン（ドイツ）が関心を示していると報じられている。

“Inter Milan are among the clubs monitoring the highly rated Moroccan defender Moncef Zekri.”

分析・考察

モンセフ・ゼクリの特徴は、守備の安定感と攻撃参加のバランスにある。 左サイドバックを主戦場としながら、右足でのビルドアップにも長けており、現代サッカーで求められる“両足の使える守備者”としての資質を備えている。 17歳という年齢ながらプロリーグで8試合先発という実績は、信頼と成熟を示す指標だ。地元メディアでは平均採点6.8を記録しており、試合ごとに成長を見せている。

インテルがこのタイミングで関心を示すのは、将来のバックライン強化戦略の一環とみられる。 現チームではアチェルビやデ・フライといったベテランが支柱だが、彼らの後継世代として若手DFのスカウティングを継続している。 ゼクリのような多面的な守備者は、キブ監督のポゼッション重視スタイルにも親和性が高く、**「育成型＋即戦力化の余地」**を持つ理想的な素材といえる。

また、モロッコ代表の育成システム自体もここ数年で大きく進化しており、アクラフ・ハキミ（PSG）やナイフ・アゲルド（ウェストハム）などに続くタレントとして注目される。インテルのスカウト部門がこのトレンドを逃さないのも当然だ。

まとめ・今後の展望

インテルが追うモンセフ・ゼクリは、単なる“将来性ある若手”ではなく、実戦で結果を出している17歳。 ベルギーやモロッコでの評価が高まる中、今後は欧州ビッグクラブ同士の争奪戦に発展する可能性が高い。 インテルにとっては、若手育成とチーム再構築を同時に進める上での重要なピースとなるかもしれない。