
ピッチ上ではスクデットへ独走し、経営面では史上最高益を叩き出す。クリスティアン・キヴ新監督の下で黄金期を迎えつつあるインテル。その設計者であるベッペ・マロッタ会長が、クラブの現状と未来について誇らしげに語った。それは単なるサッカークラブの枠を超えた、「イタリアの象徴」としての自負。そして、愛するサン・シーロに別れを告げ、新たなスタジアムへと進むことへの揺るぎない決意表明でもあった。
『TMW』(FCInterNews経由)によると、インテルの**ジュゼッペ・マロッタ(Beppe Marotta)**会長は、クラブのピッチ内外での成功について言及した。
昨夏にシモーネ・インザーギと袂を分かち、**クリスティアン・キヴ(Cristian Chivu)を新監督に抜擢するという賭けに出たインテルだが、現在はセリエAで2位ミランに勝ち点8差をつけて首位を独走中。さらにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では決勝トーナメント進出プレーオフでボデ/グリムト(Bodo/Glimt)**との対戦を控えている。
マロッタ会長は、売上高が5億ユーロ(約800億円)を突破した経営面での成功を強調しつつ、ミラノ市とACミランと協力して進める新スタジアム計画の必要性を改めて説いた。
原文 "We are an expression of Made in Italy that finds space and recognition worldwide. ... When I think that San Siro will no longer exist, I feel a sense of sadness, but innovation requires meeting certain standards. ... In the past 20 years, Europe has built 148 stadiums, only four in Italy. We are certainly lagging behind." 日本語訳 「我々は世界中で認知されている『メイド・イン・イタリー』の表現者だ。……サン・シーロがもはや存在しなくなることを考えると悲しみを感じるが、革新は一定の基準を満たすことを要求する。……過去20年間で欧州では148のスタジアムが建設されたが、イタリアではわずか4つだ。我々は確実に遅れをとっている」
マロッタの発言で特筆すべきは、インテルを単なるスポーツチームとしてではなく、「社会的現象」かつ「経済的実体」として定義している点だ。 売上高5億ユーロ超えという数字は、CLでの躍進(昨季の決勝進出など)やクラブワールドカップへの参加がもたらしたものだが、同時に「インテル」というブランドがイタリアの輸出品として機能していることを示している。ミラノという都市の成長とリンクし、ファッションや文化と同様にカルチョをビジネスとして成立させた手腕は流石と言うほかない。
ファンにとって最もセンシティブなスタジアム問題についても、マロッタは逃げずに答えた。「8歳の時に初めてサン・シーロに行った」という個人的なエピソードでファンの郷愁に寄り添いつつも、「革新には基準が必要」とバッサリ切り捨てた。 「欧州148対イタリア4」というスタジアム建設数の圧倒的な格差というデータを持ち出すことで、感情論を排して新スタジアムの必要性を説得している。試合前後のエンターテインメント性や安全性(敗戦時の暴動防止など)を含め、近代的な箱が必要だという主張は、経営者として極めて合理的だ。
昨夏の監督交代劇はリスクを伴うものだったが、結果としてキヴ監督は1年目からスクデットを視界に捉えている。マロッタは「スポーツは大きな責任を伴う」と語り、ピッチ上の規律や振る舞いも含めてインテルが模範となるべきだと強調した。 ボデ/グリムトとのCL戦、そして新スタジアム計画。マロッタが見据えるインテルの未来図には、一点の曇りもないようだ。
「伝統を守るためにこそ、変わらなければならない」。マロッタの言葉は、サン・シーロという聖地との別れを惜しむティフォージに対し、来るべき新時代への希望を提示するものだった。ミラノの象徴は、コンクリートの塊ではなく、そこに宿る精神(スピリット)なのだから。
記事タイトル: Beppe Marotta Insists Inter Milan “Represent Made In Italy Around The World” & Maintains “New Stadium Necessary”
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/02/17/beppe-marotta-insists-inter-milan-represent-made-italy/
公開日: 2026/2/17
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に、AI・IT技術やサイト運用ノウハウも発信しています。
最終更新: 2026年2月17日
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