
ムサ・ディアビ(Moussa Diaby)のインテル・ミラノ(Inter Milan)入りに向けた水面下の動きが続いている。FCインテル1908(FCInter1908)によれば、ネラッズーリとディアビの代理人の間で継続的な接触が行われており、26歳のフランス人ウインガー本人はすでにサン・シーロでのプレーに合意しているという。1月の交渉決裂から数カ月、アル・イテハド(Al-Ittihad)がリヴァプール(Liverpool)のモハメド・サラー(Mohamed Salah)獲得に動くことで、ディアビ放出の扉が開こうとしている——残る障壁は、4000万ユーロという値札だけ。
インテルとディアビの関係は今年1月に遡る。移籍市場最終日にインテルは買取オプション付きのローンを提案したが、アル・イテハドは拒否した。2024年にアストン・ヴィラ(Aston Villa)から6000万ユーロで獲得した選手を不利な条件で手放す気はなかったためだ。
しかし状況は変わりつつある。アル・イテハドがサラーの獲得を目指しているとの報道があり、エジプト代表FWの加入が実現すれば、同じウイングのポジションにいるディアビの放出に道が開かれる。クラブ側が売却に前向きになる可能性が出てきた。
ディアビ本人のインテルへの意欲は高く、すでにネラッズーリへの移籍に合意していると報じられている。代理人を通じた接触も継続中だ。問題はアル・イテハドが設定する4000万ユーロの移籍金で、インテルはこの金額を支払う意思がない。クリスティアン・キヴ(Cristian Chivu)監督が求める「予測不可能性」を体現できる選手として評価しながらも、移籍金の折り合いが最後のハードルとして残っている。
この移籍話の最大のカギは、インテルでもディアビでもなく、サラーにある。リヴァプールとの契約状況次第でアル・イテハドがサラー獲得に成功すれば、ウイングのポジションが渋滞し、ディアビの居場所は消える。そうなればアル・イテハドも4000万ユーロという要求額を引き下げざるを得なくなるだろう。インテルが「今は払えない」と態度を崩さないのは、この外部要因によって価格が下がることを見込んだ待ちの戦略と考えられる。サラーの移籍が成立するかどうかは7月以降にならないと見えない可能性もあり、インテルには忍耐力が求められる交渉だ。
アル・イテハドが2024年に6000万ユーロで獲得した選手を、わずか2年で4000万ユーロで売れば1年あたり1000万ユーロの損失を計上することになる。サウジのクラブとしてはこの値引きだけでも大きな譲歩であり、さらなる引き下げにはそれなりの理由が必要だ。サラーの加入がその理由になり得るが、仮に3000万ユーロ前後まで下がったとしても、インテルにとっては大きな支出だ。コネに4000万ユーロ、ソレやパレストラの獲得費用も重なるなかで、ディアビにどこまで資金を振り向けられるかはテュラムの売却額に直結する。テュラムを6500万ユーロ以上で売り、その一部をディアビに充てるという方程式が成り立つなら、前線の入れ替えとしては帳尻が合う計算だ。
キヴ監督が来季の最優先課題に掲げた「予測不可能性」というキーワードに、ディアビほど合致するプロフィールの選手は補強候補のなかでも数少ない。アストン・ヴィラ時代にプレミアリーグで見せたスピード、ドリブル突破、1対1の打開力は、現在のインテルの攻撃陣に決定的に不足しているピースだ。エンドイェも同様のプロフィールだが、フォレストから引き抜くハードルを考えれば、本人がすでに合意しているディアビの方が交渉の出発点としては有利と言える。問題は3-5-2のシステムにどうフィットさせるかだが、キヴがフォーメーション変更を視野に入れているなら、ディアビの加入がその変革の引き金になる可能性もある。
選手は合意済み、監督は歓迎、クラブは値段で折り合わない。ディアビのインテル入りは全てのピースが揃いかけているのに、最後の1枚が噛み合わない。サラーがサウジに渡る日が、その最後のピースを動かすかもしれない。
記事タイトル: Report – Contacts Between Inter Milan & Al-Ittihad Winger Ongoing As Player Desperate To Join Nerazzurri
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/03/31/contacts-between-inter-milan-moussa-diaby-ongoing/
公開日: 2026/3/31
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年3月31日
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