
インテル・ミラノ(Inter Milan)の中盤再建に、アルゼンチンの血が加わるかもしれない。コリエーレ・デッロ・スポルト(Corriere dello Sport)によれば、ハビエル・サネッティ(Javier Zanetti)副会長がコモ(Como)のアルゼンチン人MFマキシモ・ペローネ(Maximo Perrone)の獲得に意欲を示している。コネ(Manu Kone)を最優先に据え、ホイビュア(Pierre Emile Hojbjerg)やケイタ(Mandela Keita)の名前も浮上してきた中盤補強レースに、23歳のセリエA(Serie A)29試合3得点4アシストの男が新たに加わった——リベロに続き、サネッティの母国コネクションが再び動いている。
インテルの中盤補強がコネ1人では完結しないことは繰り返し報じられてきた。ダヴィデ・フラッテージ(Davide Frattesi)の退団はほぼ確実、ヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)は契約満了で去り、ハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)にもガラタサライ(Galatasaray)の影が付きまとう。最大で3枚が同時に抜ける可能性がある中盤に、コネだけでは足りない。
ここでサネッティが目をつけたのがペローネだ。マンチェスター・シティ(Manchester City)からコモにローンで加入し、セスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)監督のシステムで不可欠な存在に成長した23歳のアルゼンチン人MF。今季セリエA29試合に出場し、3得点4アシストという数字を残している。中盤の底からゲームを組み立てる能力と、攻守の切り替えにおける運動量が持ち味だ。
サネッティがアルゼンチン出身の若手に注目するのは、リベロ(Lautaro Rivero)の件と同じパターンだ。母国のサッカーに太いネットワークを持つ副会長が、補強の実務面でも影響力を発揮している構図が改めて浮き彫りになっている。
ただし、コモにとってペローネはチームの中核であり、簡単に手放す理由がない。コモがCL出場圏を争う躍進の原動力の一人を引き抜くには、相応の移籍金が必要になると考えられる。
ペローネはマンチェスター・シティからコモに移籍した選手だ。元記事ではローンの詳細や買い戻し条項の有無に触れられていないが、ニコ・パス(Nico Paz)のケースが示すように、ビッグクラブからの売却時に買い戻し条項が付されていることは珍しくない。仮にシティが同様の条項を保持しているなら、インテルがコモと交渉をまとめても、最終的にシティの判断に左右される可能性がある。パスの件でレアル・マドリード(Real Madrid)に1000万ユーロで回収されたばかりのインテルにとって、同じ失敗は避けたいはずだ。交渉に入る前に、シティとの契約構造の確認が最優先事項になると考えられる。
コネがボックストゥボックスの推進力で勝負するダイナミックなMFであるのに対し、ペローネはファブレガスの下で中盤の底からゲームを構築する役割を担ってきた。パスの精度と視野の広さに加え、プレス耐性の高さも評価されている。仮に2人がインテルで共存するなら、コネが前に出てインテンシティを加え、ペローネが後方で舵を取るという役割分担が描ける。チャルハノールが去った場合のレジスタの穴を、23歳のアルゼンチン人が埋められるかどうかが焦点だ。ホイビュアが「いぶし銀」のベテラン枠なら、ペローネは「将来のレジスタ」枠。ニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)を軸に、異なるタイプのMFを複数確保する方針は一貫しており、ペローネの浮上はその設計に合致している。
コモは今季、ファブレガス監督の下でセリエAの旋風を巻き起こしている。CL出場圏を争う位置にいるチームの中盤の核を、スクデット争いのライバルが引き抜こうとする構図は、セリエAの上下関係を如実に映している。パスがレアルに買い戻され、さらにペローネまで失えば、コモの躍進の土台が根こそぎ奪われることになる。ファブレガスのチーム作りが優れているからこそ選手の評価が上がり、結果として引き抜かれるという皮肉なサイクルだ。インテルにとっては、ファブレガスのシステムで鍛えられた選手を獲得することで、戦術的な適応リスクをある程度下げられるというメリットもある。セリエAで29試合の実績は、他リーグからの移籍に比べて「計算が立つ」というマロッタ流の実利主義とも合致する。
コネが「大砲」、ホイビュアが「いぶし銀」なら、ペローネは「未来のレジスタ」だ。サネッティが母国のネットワークを活かして引き寄せるこの23歳が、チャルハノール後のインテルの中盤に新たな色を加えられるか。答えはシティとの契約構造、そしてコモが提示する値札の先にある。
記事タイトル: Report – Inter Milan Vice-President Working On Signing Of Como Rising Star To Strengthen Midfield
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/04/08/inter-milan-chief-zanetti-working-maximo-perrone-signing/
公開日: 2026/4/8
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年4月8日
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