
インテル・ミラノ(Inter Milan)の中盤革命が、いよいよ具体的な名前を伴って動き出した。スカイ・スポルト(Sky Sport)によれば、ネラッズーリはローマ(Roma)のフランス代表MFマヌ・コネ(Manu Kone)を今夏の最優先ターゲットに据え、4000万ユーロの移籍金を投じる覚悟を固めている。フラッテージの退団とチャルハノールのガラタサライ行きが現実味を帯びるなか、24歳のフランス人MFが新生インテルの中盤の軸に据えられようとしている。
インテルが中盤の大幅刷新を計画していることは以前から伝えられてきたが、今回の報道はその中心にコネを据えるという明確な方針を示すものだ。ダヴィデ・フラッテージ(Davide Frattesi)の退団は既定路線であり、ハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)にも動きがある。
チャルハノールについては、昨夏の移籍交渉が不成立に終わったガラタサライ(Galatasaray)が依然として獲得を強く望んでいる。32歳のトルコ代表MFがイスタンブールに向かえば、インテルの中盤には大きな穴が空く。ヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)も契約満了で退団が確定しており、中盤の顔ぶれは来季大きく変わることになる。
こうした状況のなかで、コネが中盤再建の中核として浮上した。ジュゼッペ・マロッタ(Beppe Marotta)CEOが約1年前からリストアップしていた24歳であり、クリスティアン・キヴ(Cristian Chivu)監督の下で新たな中盤を構築するための土台になると見込まれている。ローマは4000万ユーロの値札を掲げており、インテルにとっては今夏最大級の投資案件となる。
コネの獲得がチャルハノール退団の穴埋めとして位置づけられているなら、両者のプレースタイルの違いに注目する必要がある。チャルハノールはレジスタとしてテンポをコントロールし、長短のパスでゲームを組み立てるタイプだ。一方コネは、ボックストゥボックスの推進力とボール奪取に優れるダイナミックなMFで、ローマでも中盤の強度を支える存在として機能してきた。つまり、コネの獲得は単純な「後釜」ではなく、中盤の設計思想そのものの転換を意味する可能性がある。キヴ監督がレジスタ型からよりアグレッシブな中盤構成への移行を志向しているのであれば、コネは理想的なピースだ。24歳という年齢はバレッラとの長期的なコンビ形成を見据えるにも申し分なく、ニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)の経験とコネの推進力が噛み合えば、セリエA(Serie A)屈指の中盤ユニットが生まれる可能性がある。
フラッテージとムヒタリアンの同時退団は、ローテーション要員と経験値の両方を一度に失うことを意味する。フラッテージはキヴ体制で出場機会に恵まれなかったが、途中出場で流れを変えられる貴重なオプションだった。ムヒタリアンはピッチ上のパフォーマンスに加え、ロッカールームの安定剤としても機能していた。コネ1人の獲得だけでこの二席を埋めるのは難しく、ペッレグリーニやカゼミーロといったフリー移籍候補との組み合わせが現実的な補強戦略になるだろう。ただし高給のフリー選手を複数抱えれば人件費が膨らむため、コネに4000万ユーロを投じた上でどこまで中盤の層を厚くできるかは、テュラムやフラッテージの売却益次第となる。
今夏のインテルは守備陣でデ・フライ、アチェルビ、ダルミアンの退団とソレの獲得。GKではゾマーの後任にヴィカリオまたはルニン。右サイドではパレストラの獲得交渉。そして中盤でコネに4000万ユーロ。支出リストは膨大だが、収入源もある。テュラムの売却益が6500万ユーロ以上、フラッテージの売却益、チャルハノールの移籍金に加え、フリー退団する選手たちの年俸が浮く。マロッタが描く方程式は複雑だが、全ての売却が想定通りに進めば、コネ獲得を含めた大改革の原資は確保できる計算と考えられる。逆に言えば、1つの交渉が頓挫すれば玉突き式に全体計画が崩れるリスクも抱えている。コネに「約束」をしたとされる以上、インテルはこの24歳を軸に資金配分を逆算しているのだろう。
フラッテージが去り、チャルハノールがイスタンブールに向かうなら、インテルの中盤は骨格から作り直すことになる。4000万ユーロのコネがバレッラの隣に立つ絵が実現すれば、キヴのインテルは来季、全く新しいエンジンで走り出す。
記事タイトル: Report – Inter Milan Set To Make Roma Star Cornerstone Of Midfield Overhaul
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/03/30/inter-milan-kickstart-midfield-overhaul-manu-kone-signing/
公開日: 2026/3/30
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年3月30日
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