
インテル・ミラノ(Inter Milan)がまたもモデナ(Modena)の才能に手を伸ばす。トゥットスポルト(Tuttosport)によれば、ネラッズーリはセリエB(Serie B)で今季29試合5得点と際立つ数字を残しているDFダニエル・トノーリ(Daniel Tonoli)の獲得レースに加わった。1月にヤニス・マソラン(Yanis Massolin)を同クラブから引き抜いたばかりのインテルが、わずか数カ月でモデナの門を再び叩こうとしている——守備崩壊の危機が、この動きを加速させている。
トノーリは23歳のイタリア人DFで、今季のセリエBで最も注目される守備者の一人に成長した。29試合出場に加え、DFながら5得点という攻撃力がセリエA各クラブの目に留まっている。アタランタ(Atalanta)やジェノア(Genoa)など「セリエAの半数」とも言われるクラブ群がリストアップしており、インテルはその争奪戦に後発で参入した形だ。
インテルとモデナの関係はすでに構築されている。今年1月の移籍市場最終日にフランス人MFマソランを獲得し、シーズン終了までローンでモデナに残す形で合意した。この取引で生まれたパイプラインが、トノーリの交渉を円滑にする可能性がある。
インテルが守備の補強を急ぐ理由は明白だ。ステファン・デ・フライ(Stefan de Vrij)とフランチェスコ・アチェルビ(Francesco Acerbi)が今季限りで退団する。さらにアレッサンドロ・バストーニ(Alessandro Bastoni)にはバルセロナ(Barcelona)が執拗にアプローチしており、最悪の場合は守備ラインの中核3人が同時にいなくなるシナリオすら現実味を帯びている。
インテルがトノーリ争奪戦で持つ最大のアドバンテージは、マソランの移籍で築いたモデナとの関係だろう。移籍交渉において、すでに取引実績のあるクラブ間では条件面のすり合わせがスムーズに進みやすい。マソランのローンバックという形式はモデナ側にも恩恵があり、両者の信頼関係は良好と推察される。アタランタやジェノアが同等の移籍金を提示したとしても、インテルには「すでに知っている相手」という無形の優位がある。セリエBのクラブにとって、ビッグクラブとの継続的な取引パイプラインは育成ビジネスの生命線でもあり、モデナ側が関係を深めたいと考えていても不思議ではない。
セリエBで29試合5得点というDFの数字は、単なる守備者の域を超えている。セットプレーでの得点力なのか、ビルドアップからの攻撃参加によるものなのかは元記事では言及されていないが、いずれにせよクリスティアン・キヴ(Cristian Chivu)監督のシステムにおいて魅力的な特性だ。インテルの3バックでは、DFにも攻撃時のポジショニングとフィードの質が求められる。アチェルビやデ・フライが担ってきた「最終ラインからの組み立て」に加え、得点に絡める能力まで備えているなら、トノーリはソレとは異なるタイプの補強対象としてポートフォリオに厚みを加えることになる。23歳という年齢もバストーニとの長期的なコンビ形成に適しており、仮にバストーニが残留すれば世代的にも噛み合う。
デ・フライをフリーで獲得し、アチェルビもラツィオから低コストで迎え入れた過去と比べると、セリエBの23歳に目を向ける今の動きはインテルの補強哲学の変化を感じさせる。ソレ(ウディネーゼ)やトノーリ(モデナ)といった国内の若手に網を張る方針は、即戦力の完成品よりも成長余地と将来の売却益を重視するアプローチと考えられる。テュラムをフリーで獲得して数千万ユーロの価値に育てた成功体験が、この路線を後押ししている可能性がある。ただし、セリエBとセリエAの間には明確なレベル差があり、トノーリがトップリーグで同じ輝きを放てる保証はない。ソレのようなセリエA実績のある選手との併用が、リスクヘッジとしては現実的だろう。
モデナという同じ井戸から、半年で2人目の才能を汲み上げようとするインテル。守備陣の大量退団という非常事態が、セリエBの原石に光を当てている。トノーリの5得点がセリエAの舞台でも再現されるかどうか、その答えはまだ誰にもわからない。
記事タイトル: Report – Inter Milan Join Race For Modena Defender Wanted By “Half Of Serie A”
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/03/26/inter-milan-join-race-modena-defender-daniel-tonoli/
公開日: 2026/3/26
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年3月26日
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