
インテルの夏の守備改革が、さらに具体性を増してきた。スカイ・スポルト・イタリアの報道によると、サッスオーロのムハレモヴィッチに加え、ウディネーゼのウマール・ソレが新たなCB候補として浮上している。デ・フライとアチェルビの契約満了、パヴァールの売却方針——最大3人のCBが抜ける今夏、インテルはムハレモヴィッチの獲得に障壁があった場合の代替策を並行して準備し始めた。その障壁とは、ユヴェントスが保持する買い戻し条項の存在だ。
スカイ・スポルト・イタリア(Sky Sport Italia)がFCInterNewsを通じて報じたところによると、インテルはシーズン終了後にCB補強の動きを本格化させる。候補として名前が挙がっているのは、サッスオーロ(Sassuolo)のタリク・ムハレモヴィッチ(Tarik Muharemovic)とウディネーゼ(Udinese)のウマール・ソレ(Oumar Solet)の2人だ。
ムハレモヴィッチについては、すでに代理人への口頭オファーを提示済みと報じられていたが、今回新たにユヴェントス(Juventus)が買い戻し条項を保持しているという情報が加わった。高額な価格設定と合わせ、獲得は容易ではないことが改めて浮き彫りになっている。
一方、ソレはジュゼッペ・マロッタ(Giuseppe Marotta)CEOが昨季から目をつけていた選手だ。これまでウディネーゼとの交渉には踏み込んでいなかったが、今夏に状況が変わる可能性があるという。
背景にあるのは、守備陣の大幅な入れ替えだ。ステファン・デ・フライ(Stefan de Vrij)とフランチェスコ・アチェルビ(Francesco Acerbi)が6月に契約満了を迎え、インテルは新契約を提示しない方針。さらにバンジャマン・パヴァール(Benjamin Pavard)も売却の方向で動いており、最大3人のCBが夏に退団する構図だ。
原文: "Tarik Muharemovic has been on Beppe Marotta's shortlist since last summer. However, the Bosnian star commands a hefty price tag, with Juventus also boasting a buyback clause."
訳: 「ムハレモヴィッチは昨夏からマロッタのショートリストに載っている。しかしこのボスニアのスターには高額な値札がつき、ユヴェントスが買い戻し条項も保持している」
原文: "Stefan de Vrij and Francesco Acerbi will be out of contract in June. And Inter have refused to offer them new deals."
訳: 「デ・フライとアチェルビは6月に契約が切れる。インテルは彼らに新たな契約を提示することを拒否した」
原文: "Solet had caught Marotta's eye last season, but the 20-time Italian champions have been reluctant to open talks with Udinese so far. That could change in the summer."
訳: 「ソレは昨季からマロッタの目に留まっていたが、20度目のスクデットを持つインテルはこれまでウディネーゼとの交渉に踏み出すことに消極的だった。それが今夏に変わる可能性がある」
前回の報道ではインテルがムハレモヴィッチの代理人に口頭オファーを出し、ユヴェントスに先行していると伝えられていた。しかし今回、ユヴェントスが買い戻し条項を保持しているという新情報が加わり、状況は一気に複雑になった。仮にインテルがサッスオーロとの交渉をまとめ、個人条件でも合意に達したとしても、ユヴェントスが条項を発動すればすべてが白紙に戻りうる。インテルにとっては、多大な交渉コストを費やした末に横からさらわれるリスクを抱えることになる。ソレという代替候補を並行して追うのは、この買い戻し条項の存在を踏まえた当然のリスクヘッジと考えられる。
マロッタが昨季から目をつけていたにもかかわらず、これまで交渉を開始しなかった理由は明かされていない。しかし今夏にデ・フライ、アチェルビ、パヴァールの3人が同時に抜ける可能性が高まったことで、CB確保の緊急度が格段に上がった。ウディネーゼはセリエAの中堅クラブであり、レヴァークーゼンのタプソバやリヴァプールのコナテと比べればクラブ間交渉のハードルは相対的に低い。ソレの市場価値や契約条件に関する具体的な数字はまだ報じられていないが、ムハレモヴィッチやタプソバほどの高額にはならない可能性がある。コストパフォーマンスの観点から、ソレは編成上の現実的な選択肢として注目に値する。
ここまでに報じられたインテルのCB候補を整理すると、ムハレモヴィッチ、タプソバ、コナテ、ポトゥルスキ、そして今回のソレと5人に上る。退団が見込まれるのはデ・フライ、アチェルビ、パヴァールの3人。バストーニとビセック、そしてアカンジの買い取りが確定すれば3人が残る計算で、あと2人程度のCB補強が必要になる。5人の候補から2人を選ぶとすれば、即戦力(タプソバ、コナテ、ソレ)と将来性(ムハレモヴィッチ、ポトゥルスキ)を1人ずつ組み合わせるのが最も合理的な編成だろう。ただしタプソバの4000万ユーロ、マヌ・コネの5000万ユーロといった他ポジションの投資額を考えれば、CB2人のうち少なくとも1人はフリーか低額で確保する必要がある。コナテかソレか——ここが予算のバランスを取るうえでの分岐点になりそうだ。
ムハレモヴィッチにはユヴェントスの影、タプソバには4000万ユーロの壁、コナテにはレアルの存在。一筋縄ではいかないCB補強に、ソレという新たな選択肢が加わった。インテルのフロントが夏に描く守備ラインの完成図は、まだ下書きの段階だ。だが、候補の名前が増えるたびに、その輪郭は少しずつ鮮明になってきている。
記事タイトル: Report – Inter Milan Plotting Summer Bids For Sassuolo or Udinese Defenders
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/02/24/inter-milan-weigh-summer-move-solet-muharemovic/
公開日: 2026/2/24
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年2月24日
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