
契約満了に伴いインテルを去ったフランチェスコ・アチェルビが、苦しい滑り出しから掴んだスクデット制覇の舞台裏を振り返るインタビューに応じた。38歳の守備の長老は恥骨痛を抱えながら戦い抜いた胸中を明かし、あと2〜3年は現役を続けたい、その先は指導者を志したいという本音とともに、若きバストーニへ向けたメッセージまで語っている
FCInterNewsが7月10日に伝えたインタビューで、フランチェスコ・アチェルビ(Francesco Acerbi)は今シーズンのスクデット制覇について「厳しい立ち上がりを経ての、落ち着いた戴冠だった」という趣旨で振り返った。6月30日付での契約満了によりインテルを退団したばかりの38歳は、二冠を手にした勝者としてクラブを去った形になるが、その舞台裏では恥骨痛を抱えながらプレーを続けていたことも明らかにしている。
インタビューでは今後のキャリアについても踏み込んだ発言があった。アチェルビは現役をあと2〜3年続けたい意向を示し、その先は指導者の道を志望していると語っている。一方でイタリア代表への復帰については本人が固辞したとも報じられており、クラブでのプレーに専念する姿勢がうかがえる。
また、インテルに残る若手CBのアレッサンドロ・バストーニについて問われた際には、必要があればいつでも力になるという趣旨のメッセージを送ったとされる。退団直前まで守備の要として若手を支えてきたアチェルビらしい一言と言えるだろう。
原文: "Ho ancora la voglia di un ragazzino"
訳: 「今も少年のような情熱がある」
契約満了で自由契約となったアチェルビは、いわゆる「パラメーターゼロ」市場に出た形になる。年齢を考えれば主力としての争奪戦になる可能性は低いものの、二冠を経験した実績と守備の統率力は、昇格組やヨーロッパリーグ圏のクラブにとって魅力的な選択肢になり得ると考えられる。本人が「あと2〜3年」という具体的な期間を明言したことは、退団後の去就報道が今後加速する材料にもなりそうだ。
シーズンを通じて恥骨痛を抱えながらもピッチに立ち続けたという告白は、今季のインテルの苦しい立ち上がりを支えた要因の一端を物語る。特定の試合を欠場する場面はあったにせよ、痛みを抱えたベテランが土壇場でチームを支え続けた事実は、[[クリスティアン・キブ]]体制下での守備再建がいかに綱渡りだったかを示唆していると推察される。
アチェルビは4シーズンにわたりインテルの最終ラインを支え、複数のタイトル獲得に貢献した。退団直前にバストーニへ送ったとされるメッセージは、世代交代を見据えたベテランから若手への継承のメッセージとも読める。今後、指導者としてどのようなキャリアを歩むかも含め、ネラッズーリの守備史に刻まれる存在として長く語られていく可能性があると考えられる。
痛みを隠して勝ち取った王冠を手に、静かにミラノを去る男。あと2〜3年、どこでピッチに立つのか。守備の長老の次章に注目したい。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年7月11日
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