
イタリアでは居場所を見つけられなかった。インテル、そしてモンツァへのローン。どちらでも出場機会は限られ、かつてアルゼンチンリーグで輝いた面影は薄れていた。だが、1月にエストゥディアンテスへ戻ったトマス・パラシオスが、故郷の空気のなかで息を吹き返しつつある。2試合で見せた堅実なパフォーマンスは、買い取りオプションの行使を現実的な選択肢に押し上げるのか。
リンテリスタ(L'Interista)が伝えたところによると、インテルからエストゥディアンテス(Estudiantes)にローン移籍中のトマス・パラシオス(Tomas Palacios)が、帰国後の2試合で好パフォーマンスを見せている。
パラシオスはアルゼンチンリーグでの評価を引っ提げてインテルに加入したが、トップチームでの出場機会はほとんど得られなかった。その後モンツァ(Monza)へのローンを経たものの状況は好転せず、成長が停滞。インテルは1月にエストゥディアンテスへの再ローンを決断し、この契約には600〜700万ユーロの買い取りオプションが含まれている。
慣れ親しんだ環境に戻ったパラシオスは、デビュー戦で途中出場した後、2月9日の試合で初先発を勝ち取った。この試合ではタックル2回成功、インターセプト2回、クリアランス8回、デュエル10回以上勝利という圧巻の数字を残している。続くヒムナシア(Gimnasia)戦でも地上デュエル6戦全勝と安定感を示し、空中戦でも存在感を発揮した。
原文: "Despite arriving at Inter with a strong reputation from the Argentine league, Palacios found opportunities extremely limited at the Nerazzurri."
訳: 「アルゼンチンリーグでの高い評価を携えてインテルに加入したにもかかわらず、パラシオスはネラッズーリでの出場機会が極めて限られていた」
原文: "Palacios earned his first start on February 9th and delivered a commanding display, winning both of his tackles, making two interceptions, completing eight clearances and coming out on top in more than ten duels."
訳: 「パラシオスは2月9日に初先発を果たし、タックル2回成功、インターセプト2回、クリアランス8回、デュエル10回以上勝利という支配的なパフォーマンスを披露した」
原文: "For Inter, it would represent a clean and tidy exit for a player who never quite managed to find his feet in Serie A."
訳: 「インテルにとっては、セリエAで足場を築けなかった選手の円満な出口となるだろう」
パラシオスがインテルに加入した際の移籍金を考えれば、600〜700万ユーロでの売却は帳簿上の損失を最小限に抑える現実的なラインだろう。インテルにとってパラシオスは「戦力」としての期待値がすでに低下しており、今夏のDF補強リストにムハレモヴィッチやタプソバが並んでいる以上、ポジションの空きはさらに狭まる。エストゥディアンテスが買い取りオプションを行使してくれれば、その収入を他の補強資金に回せる。パラシオスの好調は、本人のキャリアだけでなく、インテルの夏の予算計画にもプラスに働く可能性がある。
アルゼンチンで評価された選手がセリエAで壁にぶつかるケースは珍しくない。戦術的な規律の違い、言語の壁、そして何よりインテルという名門のプレッシャー。パラシオスの場合、トップチームでの出場機会がほぼなかったことで、試合勘の維持すら難しかったと推察される。モンツァへのローンも十分な出場時間を確保できず、悪循環に陥った。エストゥディアンテスでの復調は、「能力がなかった」のではなく「環境が合わなかった」ことを裏付けていると言えるかもしれない。タックル成功率やデュエル勝率の高さは、元々の素材の良さが消えていないことを示している。
欧州での挫折を経て母国に戻り、再び輝きを取り戻す。パラシオスの現在の軌跡は、南米出身の若手選手が辿りうるひとつの典型的な道筋だ。重要なのは、この2試合の好パフォーマンスを一過性のものに終わらせないことだろう。エストゥディアンテスで安定した出場時間を得てコンスタントに結果を残せれば、23歳という年齢を考えれば再び欧州の舞台に挑戦する機会が巡ってくる可能性も十分にある。インテルでのページは閉じつつあるが、パラシオスのキャリアそのものは、まだ序章を抜け出したばかりだ。
サン・シーロで見つけられなかった自分を、ラ・プラタの夜風のなかで取り戻そうとしている。パラシオスにとって、この2試合は数字以上の意味を持つ。故郷での再起が、新たな物語の始まりとなるか。
記事タイトル: Inter Milan Loanee Continues To Impress As Argentine Giants Estudiantes Keep Buy-Out In Mind
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/02/20/inter-milan-loanee-palacios-estudiantes-impressing/
公開日: 2026/2/20
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に、AI・IT技術やサイト運用ノウハウも発信しています。
最終更新: 2026年2月21日
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