
守備陣の再編だけで手一杯だと思ったら大間違いだった。インテルはバイエルンのレオン・ゴレツカとの予備的な接触を開始し、中盤の大規模な刷新に向けて本格的に動き出している。ムヒタリアンの退団、チャルハノールとフラッテージの不透明な去就——空洞化のリスクを抱える中盤に、ゴレツカだけでなくローマのマヌ・コネ、さらにはアレクサンダル・スタンコヴィッチの名前も浮上。インテルの今夏は、最終ラインと中盤の同時改革という壮大なプロジェクトになりつつある。
リンテリスタ(L'Interista)の報道によると、インテルはバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)およびその代理人との予備交渉を開始した。前回の報道ではインテルが「獲得を排除していない」という段階だったが、今回は首脳陣が実際に初期的な接触を行ったとされており、交渉は一歩前に進んだ形だ。ゴレツカのバイエルンとの契約は今季末に満了し、フリートランスファーで市場に出る。
最大の課題は依然として年俸だ。ゴレツカの現在の報酬は高額とされており、インテルは大幅な減俸を受け入れることを契約成立の前提条件としている。
さらに記事はインテルの中盤再建の全体像を伝えている。ヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)は契約満了での退団が見込まれ、ハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)とダヴィデ・フラッテージ(Davide Frattesi)の将来も不確定だ。こうした状況を踏まえ、インテルはゴレツカ以外にも複数の補強候補をリストアップしている。
ローマ(Roma)のマヌ・コネ(Manu Koné)はキヴ(Cristian Chivu)監督の最優先ターゲットのひとりとされ、インテルは獲得に約5000万ユーロを投じる用意があると伝えられている。長期的な投資対象としてイスマエル・コネ(Ismael Koné)の名前も挙がっている。加えて、アレクサンダル・スタンコヴィッチ(Aleksandar Stankovic)の加入が確定に近い状態とされ、チャルハノールの控えとして迎え入れたうえで将来の主力に育てる計画だという。
原文: "Inter would require Goretzka to accept a significant wage reduction before any deal could be agreed. That negotiation will be central to whether the move happens."
訳: 「インテルはゴレツカに大幅な減俸を受け入れるよう求めており、この交渉が移籍実現の核心を握ることになる」
原文: "Roma's Manu Koné is described as one of Chivu's primary targets, with Inter reportedly willing to spend around €50 million to secure the Frenchman."
訳: 「ローマのマヌ・コネはキヴ監督の最優先ターゲットのひとりとされ、インテルはこのフランス人の獲得に約5000万ユーロを費やす用意があると伝えられている」
原文: "Aleksandar Stankovic's arrival is described as close to confirmed. The Serbian youngster is expected to join as understudy to Calhanoglu before developing into a key figure in his own right."
訳: 「スタンコヴィッチの加入は確定に近いと報じられている。このセルビアの若手はチャルハノールの控えとして加入し、やがて自らの力で主力に成長することが期待されている」
前回の報道から数日でインテルが予備交渉に踏み出したという事実は、クラブがこの案件を単なるリストアップではなく実行フェーズに移したことを意味する。年俸の壁は依然として高いが、交渉のテーブルについたこと自体がゴレツカ側の減俸受け入れに一定の可能性があることを示唆しているのではないだろうか。マンチェスター・ユナイテッドやACミランも関心を持つなか、インテルが先に動いたことで個人条件面での交渉優位性を確保しようとしている構図は、ムハレモヴィッチの獲得レースと同じ戦略だ。フロントのスピード感は一貫している。
今回の報道で最も大きなインパクトを持つのは、ゴレツカよりもむしろマヌ・コネかもしれない。5000万ユーロという数字は、タプソバの4000万ユーロを上回るインテルの今夏最大規模の投資になりうる。コネがキヴ監督の「最優先ターゲット」と明記されたことで、中盤再建の真の核はゴレツカではなくコネであるという構図が浮かび上がる。ゴレツカがフリーでの「お買い得品」なら、コネは本格的な資金を投じて獲得する「本命」だ。両者の役割は異なり、ゴレツカのフィジカルとコネのダイナミズムが共存する中盤はキヴが目指す「強さと速さの両立」を体現する可能性がある。
ゴレツカとコネが「今」のための補強なら、スタンコヴィッチは明確に「未来」への布石だ。チャルハノールの控えとして迎え入れるという報道は、レジスタのポジションで段階的な世代交代を進める意図を示している。チャルハノールの去就が不透明であることを考えれば、後継者の確保は急務だった。スタンコヴィッチという名字がインテリスタにとって特別な意味を持つことは言うまでもないが、感傷を抜きにしても、セルビアの若手を早期に組織に組み込み、時間をかけて育てるという方針は合理的だ。守備陣のムハレモヴィッチ+ポトゥルスキと同じく、中盤でも即戦力と将来性の二段構えで再建を進めるインテルの設計図が鮮明になってきた。
ゴレツカ、マヌ・コネ、スタンコヴィッチ。3つの名前が描き出すのは、インテルの中盤がこの夏に迎える地殻変動の予告だ。最終ラインの改革と合わせれば、来季のサン・シーロのピッチに立つ顔ぶれは、今とは相当に異なるものになるかもしれない。
記事タイトル: Report: Inter Milan Open Preliminary Talks With Bayern Munich & Germany Midfielder As Contract Ticks Down
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/02/22/inter-initial-talks-bayern-munich-midfielder-goretzka/
公開日: 2026/2/22
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年2月22日
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