
W杯プレーオフを控えるイタリア代表(Italy)の選手たちに、もうひとつの戦いが迫っている。ガゼッタ・デッロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)の報道によれば、本大会出場の可否にかかわらず、少なくとも12人のアッズーリが今夏のクラブ移動を見据えている。インテル・ミラノ(Inter Milan)に関わる名前だけでも複数挙がっており、補強と引き留めの両面で忙しい夏になりそうな気配。
ガゼッタの報道が描く構図は多岐にわたる。GK、DF、MF、FWの全ポジションにわたってイタリア代表クラスの選手が移籍市場に絡む可能性があり、セリエA(Serie A)の勢力図を塗り替えかねない規模感だ。
インテルに直接関係する動きだけでも3つある。まず、トッテナム(Tottenham)のグリエルモ・ヴィカリオ(Guglielmo Vicario)獲得に向け、スポーツディレクターのピエロ・アウジーリオ(Piero Ausilio)が先週ロンドンで代理人と面会した。次に、アレッサンドロ・バストーニ(Alessandro Bastoni)にバルセロナ(Barcelona)が関心を示しているが、インテルは6000万ユーロ以下のオファーには応じない構えだ。さらに、ダヴィデ・フラッテージ(Davide Frattesi)はクリスティアン・キヴ(Cristian Chivu)体制で出場機会に恵まれず、来季は新天地を求める可能性が高い。ニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)についても、高額オファーがあれば放出を検討するという含みが残されている。
インテル以外でも動きは活発だ。ニューカッスル(Newcastle)のサンドロ・トナーリ(Sandro Tonali)には7000万ユーロの値札がつき、フィオレンティーナ(Fiorentina)のモイゼ・ケアン(Moise Kean)は7月上旬に発動可能な6200万ユーロの契約解除条項を持つ。サウジのアル・カーディシーヤ(Al-Qadsiah FC)でプレーするマテオ・レテギ(Mateo Retegui)はセリエA復帰を望んでおり、ユヴェントス(Juventus)やミラン(Milan)とすでに接触したとの報道もある。リヴァプール(Liverpool)のフェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)は今季700分未満の出場にとどまり、退団の可能性が濃厚だ。
インテルにとって今夏の市場は、バストーニの防衛とヴィカリオの獲得という二正面作戦になる。バストーニは26歳、イタリア代表の主軸であり、6000万ユーロという最低ラインは妥当な防衛線だろう。バルセロナの財政状況を考えれば、この金額を即座に用意できるかは疑わしく、実際に移籍が成立する可能性はそこまで高くないと考えられる。一方、ヴィカリオはヘルニア手術明けという不安材料があるものの、アウジーリオが直接動いている事実は本気度の表れだ。フラッテージの売却益をヴィカリオの獲得資金に充てるという絵が描けるなら、インテルの夏の戦略は意外と整合性が取れている可能性がある。
キエーザとレテギという2人の「出戻り候補」は、セリエAの戦力バランスに直接影響する存在だ。キエーザはリヴァプールで完全に構想外となっており、移籍金が下がった状態でのセリエA復帰が現実味を帯びている。レテギはサウジアラビアで得ている年俸1600万ユーロがネックだが、本人がセリエA復帰を望んでいる以上、減俸を受け入れる余地はあるだろう。ユヴェントスとミランがすでに接触しているという点は見逃せない。インテルの直接的なライバルがこの2人を獲得すれば、来季のスクデット争いの構図が変わる可能性がある。
やや目立たないが、ガッティの動向はミランの方向性を占う指標になり得る。アッレグリがユヴェントス時代に重用したCBをミランに引き抜こうとしているのは、自分のサッカーを徹底するための布陣づくりと推察する。ルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)体制のユヴェントスでガッティの序列が不透明な点も、この移籍話に説得力を与えている。インテルの視点からすれば、ライバルが守備の柱を補強する動きは警戒に値する。
W杯プレーオフの結果がどうあれ、アッズーリの12人に夏の嵐が待っている。インテルはバストーニを守り、ヴィカリオを獲り、フラッテージを送り出す——その方程式が成立するかどうかが、来季のネラッズーリの顔を決める。
記事タイトル: Tonali, Bastoni and more: 12 Italy players who could change club in the summer
出典元記事URL: https://football-italia.net/tonali-bastoni-12-italy-players-change-club/
公開日: 2026/3/24
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年3月24日
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