
シャフタール戦の決勝点で今季のチャンピオンズリーグ初勝利をもたらしたカルロス・アウグスト(Carlos Augusto)の契約延長が、ゴール手前まで来ている。伝えられる期限は2031年、年俸は現在の約220万ユーロから350万ユーロ前後へ。だが数字以上に目を引くのは、その中身がボーナスに寄っていることだ。
Gazzetta dello Sportによれば、契約は2031年までの延長で、現行の年俸は約220万ユーロ。クラブはこれを、ボーナスを含めて約350万ユーロに引き上げる用意がある。署名は今月末、遅くとも15日以内という見立てだ。今季のカルロス・アウグストは10試合で4ゴール2アシスト。数字の裏づけは十分にある。
同じ日、ファブリツィオ・ロマーノ(Fabrizio Romano)も自身のYouTubeチャンネルで触れている。FC Inter 1908の紹介によれば、インテルは以前の提示額を「sensibilmente migliorato」、つまり大幅に改善し、現在の提案は「3.5 milioni di euro più bonus」。400万ユーロに近づけることが狙いだという。接触は頻繁で、クラブは「entro Natale」、クリスマスまでの決着を目指している。
原文: "Il rinnovo si avvicina, i numeri si alzano."
訳: 「更新は近づき、数字は上がっている。」
2本の報道で一致するのは、更新交渉の主題が固定給の額ではなくボーナスの設計だという点だ。Gazzettaは、クラブの新しい契約方針は実績主義で、変動ボーナスの比重が増していると説明する。要約すれば「出場が多く、結果を出すほど稼げる」仕組みである。ロマーノも、オークツリー(Oaktree)が出場とパフォーマンスに連動するボーナスをインテルの更新で大きな役割に据えたいと語ったという。
Gazzettaはさらに、Decreto Crescita(成長令)が株主であるオークツリーの負担を和らげていると指摘する。これは同紙の見立てで、制度の詳細までは記事で触れられていない。一方で、両報道には食い違いもある。Gazzettaは月内の署名を見込み、ロマーノはクリスマスを期限に置く。350万ユーロもボーナス込みの総額なのか、ボーナス別なのかで読み方が変わる。ここは今後の続報を待つしかない。
カルロス・アウグストの代理人は10月初めにインテルへの怒りを明かしており、更新が円滑に進むとは限らないという見方が当時あった。その経緯を踏まえると、ここまで条件が歩み寄ったこと自体が変化だと言える。
とはいえ、固定給が大きく跳ね上がらず、ボーナスで報いる形になれば、選手側が重視するのは定位置の確保だろう。ルイス・エンヒキ(Luis Henrique)が離脱する今、左サイドの出場機会は増える可能性がある。出場が収入に直結する契約なら、結果次第で実質年俸は350万ユーロを超えていくと考えられる。逆に出番が減れば、同じ契約は重くのしかかる。クラブにとっては、成果に応じて支払う、堅実な設計だ。
2031年といえば、現在の主力の多くがキャリアの下り坂に差しかかる時期でもある。その長さに見合う価値を、このブラジル人は示し続けられるか。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年10月24日
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