
ベルガモの21歳の才能を巡る競争に、欧州最高峰のクラブが参戦する可能性が浮上した。スカイスポーツ(Sky Sport)の移籍専門家ジャンルカ・ディマルツィオ(Gianluca Di Marzio)によれば、マンチェスター・シティ(Manchester City)がアタランタ(Atalanta)所有のマルコ・パレストラ(Marco Palestra)獲得競争に参戦する可能性がある。「ペップ・グアルディオラ(Pep Guardiola)の後任にエンツォ・マレスカ(Enzo Maresca)が就任した場合、シティが動く可能性がある」「その場合、価格は5000万〜6000万ユーロに跳ね上がり、アタランタの要求にインテル・ミラノ(Inter Milan)が応えることは難しくなる」——4000万ユーロのパッケージで獲得を画策していたインテルの計画に、思わぬ暗雲が立ち込めようとしている。
ディマルツィオがTMW経由のFCInter1908で伝えた情報は、インテルの夏の最大ターゲットを巡る競争の構図を変える可能性がある。
これまでインテルはカリアリ(Cagliari)にローンされていた21歳の右WBを獲得するため、約4000万ユーロのパッケージを準備していた。パレストラはアタランタに所属する形で2025-26シーズンをカリアリで過ごし、セリエA(Serie A)ドリブル成功数65回(リーグ2位)を記録するブレイクアウト・シーズンを送った。
しかしディマルツィオが指摘した変数は「マンチェスター・シティの動向」と「マレスカ後任就任の可能性」だ。
マレスカは現在チェルシー(Chelsea)の監督を務めるが、過去にマンチェスター・シティでグアルディオラのアシスタントを務めた経歴を持つ。移籍専門家ファブリツィオ・ロマーノ(Fabrizio Romano)は、グアルディオラ後任の唯一の候補として現時点でマレスカの名前を挙げている。
グアルディオラの契約は2027年6月までだが、エティハドでの将来は決して確定的とは言えない。仮にマレスカがマンチェスター・シティの新監督に就任した場合、彼の戦術に合うパレストラ(SBとアタッキング・ウィンガーの両方をこなせる選手)への関心は高まる可能性がある。
「シティが参戦すれば、価格は5000万〜6000万ユーロに上がる。インテルがアタランタの要求に応えるのは難しくなる」とディマルツィオは語った。
パレストラ本人は今季全コンペティション36試合で1得点4アシストを記録、3月にはイタリア代表(Italy)でA代表デビューも飾った。21歳という若さでありながら、すでに代表選手のレベルに達している。
ディマルツィオが提示したシナリオは「マレスカがシティに就任すれば」という条件付きの未来予測だ。グアルディオラはマンチェスター・シティで継続する可能性も十分にある以上、現時点でシティのパレストラ獲得を確定的なシナリオとして扱うのは早計だ。しかし重要なのは、ジャーナリストの口から「シティが動く可能性」が公に語られた時点で、選手の評価額に上昇圧力がかかることだ。アタランタにとってこの報道は値段交渉の最強の武器になる。「シティが関心を示している」という情報を仲介者経由で伝えるだけで、インテルからの提示額を引き上げられる。インテルにとっては、シティが実際に動くかどうかに関わらず、報道自体が交渉を不利にする要因になる。
シティの参戦による価格5000万〜6000万ユーロへの跳ね上がりは、オークツリー(Oaktree)が承認した4000万〜5000万ユーロの基本予算をほぼ単独で食い尽くす規模になる。バストーニ(Alessandro Bastoni)の残留がほぼ確定し売却益による上積みが見込めない状況で、パレストラに6000万ユーロを投じれば、ムハレモヴィッチ(Tarik Muharemovic)、レオーニ(Giovanni Leoni)、ジョーンズ(Curtis Jones)、I・コネ(Ismael Kone)など他のターゲットへの予算は壊滅的に圧迫される。インテルは「パレストラを獲って他を諦める」か「パレストラを諦めて他を獲る」かの究極の選択を迫られる可能性がある。あるいは、マレスカ就任が現実化する前にスピード決着で4000万ユーロでアタランタとの合意を取り付ける戦略も考えられる。
仮にシティが本格的にパレストラを獲得する動きを見せた場合、インテルの抵抗は極めて困難になる。プレミアリーグ(Premier League)の中でも資金力で群を抜くシティは、6000万ユーロでも7000万ユーロでも提示できる。インテルが対抗するには、パレストラ本人の意思の強さに頼るしかない。「サン・シーロでプレーしたい」「イタリア代表選手としてセリエAに残りたい」という選手の感情がシティの大金を上回るかどうか、その勝負になる。ただし、エスポージト(Pio Esposito)が今季開花したケースが示すように、インテルは「若手を主力に育てる場所」としての魅力を持っている。さらに、パレストラとシティの戦術的フィットには疑問もある。マレスカが採用する戦術次第ではあるが、パレストラの強みであるドリブル65回のような「直接的な打開」がシティのポゼッション主体のサッカーに完全にフィットするかは不明だ。インテルの3-4-2-1または4バックの方が、彼の能力をより活かせる可能性もある。
ベルガモの21歳を巡る競争に、世界最高峰のクラブの影が忍び寄った。「マレスカがシティに就任すれば」——たった一つの条件節が、4000万ユーロの計画を6000万ユーロの戦いに変える可能性を含んでいる。インテルにとっては、グアルディオラの去就が決まる前にアタランタと迅速な合意を取り付けることが、夏の補強の鍵を握る一手になりそうだ。
記事タイトル: Maresca and Man City may upset Inter’s plans to sign Palestra
出典元記事URL: https://football-italia.net/maresca-man-city-may-upset-inter-palestra/
公開日: 2026/5/18
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年5月18日
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