
ブーイングは止まない。だがガットゥーゾは動じない。ガゼッタ・デロ・スポルトによると、イタリア代表のジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、今月のW杯予選プレーオフに向けたスカッドからアレッサンドロ・バストーニを外す意向はまったくないという。先月のダービー・ディタリアで、バストーニがファウルのシミュレーションでユヴェントスのカルルの退場を誘い、さらにその退場を喜ぶ姿がカメラに捉えられて以来、セリエAの各スタジアムでブーイングを浴び続けている。しかしW杯プレーオフで北アイルランドと対戦するアッズーリにとって、バストーニは不可欠な存在だ。
ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)がFCInterNewsを通じて報じたところによると、イタリア代表のジェンナーロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督は、今月のFIFAワールドカップ2026予選プレーオフにおいてアレッサンドロ・バストーニ(Alessandro Bastoni)を招集する方針を変えていない。
バストーニが「セリエAで最も嫌われる男」になった発端は、先月のダービー・ディタリア(ユヴェントス戦)だ。バストーニはファウルのシミュレーションによって主審フェデリコ・ラ・ペンナ(Federico La Penna)を欺き、ユヴェントスのピエール・カルル(Pierre Kalulu)に退場処分を下させた。さらにカルルの退場後、バストーニがその退場を祝う様子がカメラに捉えられた。
この一連の行為は全国的な批判を招き、以降バストーニはセリエAのあらゆるスタジアムでブーイングを浴び続けている。アッズーリのサポーターからもバストーニの落選を求める圧力がかかっているが、ガットゥーゾはその要求に応じるつもりはない。
イタリアはW杯予選プレーオフで北アイルランド(Northern Ireland)との決定的な一戦を控えており、ガットゥーゾにとってバストーニはイタリア守備陣の要として不可欠な存在だ。ブーイングのリスクを承知のうえで、招集を決断した。
原文: "In addition to faking a foul, which tricked Federico La Penna into sending off Pierre Kalulu, cameras caught the star defender celebrating the Frenchman's expulsion."
訳: 「ファウルのシミュレーションで主審ラ・ペンナを欺きカルルを退場に追い込んだだけでなく、このスター守備者がフランス人の退場を祝う姿がカメラに捉えられた」
原文: "Despite being pressured by the Azzurri supporters to drop Bastoni, Gennaro Gattuso has no intention of doing it."
訳: 「アッズーリのサポーターからバストーニの落選を求める圧力にさらされているにもかかわらず、ガットゥーゾにはその意図はまったくない」
原文: "With the four-time world champions set to face Northern Ireland in a crunch playoff showdown, Gattuso cannot afford to sideline Bastoni."
訳: 「4度のW杯優勝を誇るイタリアが北アイルランドとの重要なプレーオフに臨むなか、ガットゥーゾはバストーニを外す余裕はない」
バストーニのシミュレーション問題は、インテルにとって複雑な二面性を持つ。敵地でのブーイングは、選手にとって精神的な負担になりうる。しかし逆に考えれば、ホームのサン・シーロではバストーニへの支持がかえって強まる効果もある。キヴが「PKは見ない、サン・シーロの歓声で結果を知る」と語ったように、サン・シーロの観衆との絆はインテルにとって大きな武器だ。バストーニが2030年までの長期契約を結んでいることも重要で、この騒動がバストーニの退団リスクに繋がることはない。アーセナルやバルセロナが関心を示したとされるバストーニだが、インテルが「売却不可」の姿勢を崩す理由はない。むしろこの逆境を経験することで、26歳のCBは精神的にさらに成長する可能性がある。
ガットゥーゾがサポーターの圧力に屈せずバストーニを招集する判断は、キヴの指導哲学と共鳴する部分がある。キヴはジェノア戦後に「すべて選手たちの手柄だ」と語り、テュラムの不振についても「4人の攻撃陣が狂ったような数字を出している」と擁護した。ボニーの負傷に「もう千回も聞いた、信じない」と率直に語る一方で、選手への基本的な信頼を崩さない。ガットゥーゾも同様に、世論の批判に流されず、バストーニの実力を最優先する。W杯プレーオフという一発勝負の舞台で、イタリア守備陣の最も安定したCBを外すことは、勝利の観点からは考えられない選択だ。
バストーニがW杯予選プレーオフに招集されることは、インテルのスケジュール管理にも影響する。キヴが「50日で16試合」と過密日程を嘆いたなかでの代表招集は、フィジカル面での追加負荷を意味する。北アイルランドとのプレーオフは、セリエAの日程の合間に組み込まれる。バストーニは今季の守備の要であり、欧州5大リーグ最多15クリーンシートの記録を支えてきた中心選手だ。敵地でのブーイングに加え、代表戦の負荷が重なれば、コンディション低下のリスクがある。キヴとしては、バストーニの代表戦後の回復管理を慎重に行う必要があるだろう。スクデットへのラストスパートとコッパ・イタリアの2ndレグが待つ時期だけに、バストーニの状態は特に重要だ。
ブーイングの嵐のなかでも、バストーニはイタリアのユニフォームを着る。ガットゥーゾの判断は、人気投票ではなく実力が代表選考の基準であることを示している。サン・シーロの歓声と敵地のブーイング。26歳のCBはこの両方を背負いながら、インテルとイタリアの守備を支え続ける。
記事タイトル: Italy Manager Has No Intentions Of Dropping Inter Milan & Italy Superstar Amid Boos From Serie A Fans
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/03/05/italy-boss-gatusso-no-intention-dropping-bastoni/
公開日: 2026/3/5
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年3月5日
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