
中盤補強の交渉が、英国側の不満という新たな局面を迎えた。英国のザ・タイムズ(The Times)の報道によれば、リヴァプール(Liverpool)がインテル・ミラノ(Inter Milan)のMFカーティス・ジョーンズ(Curtis Jones)の評価額を引き下げようとする試みに「ますますいら立ちを募らせている」。インテルが提示した2500万ユーロ(2100万ポンド)のオファーは拒否された——リヴァプールはジョーンズが契約最終年に入るにもかかわらず、約4000万ユーロ(3500万ポンド)を要求している。アウジーリオ(Piero Ausilio)SDが「共通点が見つかれば素晴らしい、そうでなければ別のことをする」と語った通り、インテルは安価での獲得にこだわるが、リヴァプールの強硬姿勢が交渉の溝を広げている。
ザ・タイムズが伝えた状況は、インテルとリヴァプールの評価額の大きな隔たりを示している。
インテルがジョーンズを2026-27シーズンに向けて獲得しようとしていることは公然の事実だ。しかし、これまでのところリヴァプールにアカデミー出身選手を手放すよう説得できていない。
週末の複数の報道によれば、インテルが提示した直近の2500万ユーロ(2100万ポンド)のオファーは、リヴァプールに拒否された。
リヴァプールの姿勢は明確だ。ザ・タイムズによれば、リヴァプールの上層部はインテルがジョーンズの要求額を引き下げようとする試みに「ますますいら立ちを募らせている」。プレミアリーグ(Premier League)のクラブは、ジョーンズが契約最終年に入るにもかかわらず、今夏に約4000万ユーロ(3500万ポンド)を要求していることを明確にしている。
アウジーリオSDは今月のインタビューでジョーンズについて率直に語っていた。
「ジョーンズは我々がしばらく注目してきた選手だ。1月に交渉を試み、再び試みるつもりだ。共通点が見つかれば素晴らしい。そうでなければ、別のことをする」
25歳のジョーンズは今夏にリヴァプールでの契約最終年に入る。インテルはこれを、プレミアリーグで実績のある中盤の選手を市場価格以下で獲得する機会と捉えている。しかし、リヴァプールは契約状況を理由とした値引きに応じる姿勢を見せていない。
原文: "Jones is a player we've been paying attention to for some time. We tried to negotiate in January and we will try again. If we find a common ground, great. Otherwise, we will do something else."
訳: 「ジョーンズは我々がしばらく注目してきた選手だ。1月に交渉を試み、再び試みるつもりだ。共通点が見つかれば素晴らしい。そうでなければ、別のことをする」
リヴァプールがジョーンズの契約最終年にもかかわらず4000万ユーロを要求する姿勢には、プレミアリーグの財政的な強さが反映されている。通常、契約最終年の選手は「フリー流出を避けるために売り急ぐ」ため、買い手が有利になる。インテルが2500万ユーロのオファーを出したのも、この論理に基づく。しかしリヴァプールはプレミアリーグ王者であり、放映権収入の莫大さから、選手をフリーで失うリスクを許容できる財政基盤を持つ。「安く売るくらいなら、契約最終年でもチームに残して使う」という選択肢が現実的にあるからこそ、強気の要求が可能になる。さらにジョーンズはアカデミー出身選手であり、会計上の簿価が低いため、売却額の大部分が利益となる。リヴァプールにとっては、4000万ユーロで売れれば「丸ごと利益」、売れなければ「主力として活用」という、どちらに転んでも損のない構図だ。インテルの「市場価格以下で買う」戦略が、最も通用しにくい相手と言える。
アウジーリオが「共通点が見つからなければ別のことをする」と語った発言は、インテルの交渉姿勢の冷静さを示している。これは特定の選手に固執せず、価格が見合わなければ撤退する用意があるという「予防線」だ。インテルの夏の補強は、パレストラ(Marco Palestra)、ソレ(Oumar Solet)、エンディカ(Evan Ndicka)、ニコ・パス(Nico Paz)など複数の案件が並行しており、ジョーンズ1人に資金を過剰投入する余裕はない。特にニコ・パス案件では、ジョーンズを諦めてその2000万ユーロをニコ・パス獲得に振り向ける構想も報じられていた。アウジーリオの発言は、こうした柔軟な資金配分を念頭に置いたものだ。リヴァプールが4000万ユーロから譲らないなら、インテルはアッタ(Arthur Atta)、カマヴィンガ(Eduardo Camavinga)、あるいはニコ・パスへの集中といった「別のこと」に切り替える。マロッタ(Beppe Marotta)流の「価格規律を守る」経営哲学が、ジョーンズ交渉でも貫かれている。
ザ・タイムズが「リヴァプールがいら立っている」と報じたこと自体が、交渉の心理戦の一部である可能性がある。移籍交渉では、メディアを通じて自クラブの立場を発信し、相手に圧力をかける手法が一般的だ。「いら立っている」という報道は、リヴァプール側が「これ以上の値引き交渉には応じない」というメッセージを、インテルと市場全体に向けて発信していると読める。一方でインテル側も、アウジーリオの「別のことをする」発言を通じて「固執しない」姿勢を示し、リヴァプールに「売り時を逃すかもしれない」というプレッシャーをかけている。両者がメディアを舞台に駆け引きを展開している構図だ。最終的な落としどころは、3000万〜3500万ユーロあたりになる可能性があるが、インテルがニコ・パスやアッタといった代替案を持つ以上、無理に高値で妥結する必要はない。フラッテージ(Davide Frattesi)の売却が成立すれば、その資金次第でジョーンズ交渉の余地も変わる。交渉は、まだ序盤の駆け引きの段階だ。
「いら立つ」リヴァプールと、「固執しない」インテル——ジョーンズを巡る交渉は、評価額の隔たりと心理戦が絡む難局に入った。2500万ユーロ対4000万ユーロの溝、契約最終年でも譲らない王者の強気、そして代替案を持つネラッズーリの冷静さ。アウジーリオの「別のことをする」という言葉が、どこまで本気か。中盤補強の行方は、リヴァプールの態度とフラッテージ売却の進展次第で、大きく動くことになる。
記事タイトル: Liverpool frustrated by latest Inter attempt for Curtis Jones
出典元記事URL: https://football-italia.net/liverpool-frustrated-by-inter-jones-attempt/
公開日: 2026/6/22
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年6月22日
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