
W杯(FIFA World Cup)で存在感を示したアルジェリア代表SBを巡り、セリエA(Serie A)2クラブの争奪戦が始まった。フットメルカート(Footmercato)によれば、ローマ(Roma)とインテル・ミラノ(Inter Milan)がともに、エラス・ヴェローナ(Hellas Verona)のラフィク・ベルガリ(Rafik Belghali)の獲得を狙っている。ヴェローナがセリエBに降格したなか、24歳の右SBはセリエA残留を望んでいる——ローマはユヴェントス(Juventus)にゼキ・チェリク(Zeki Celik)を奪われた後、ベルガリを右SBの優先候補と見なし、インテルはパレストラ(Marco Palestra)とハライリ(Anan Khalaili)を逃した後の後継候補リストに加えている。約1500万ユーロという評価額で、手頃な選択肢として浮上した。
ベルガリを巡り、ローマとインテルの関心が交錯している。
先月24歳になった右SBのベルガリは、アメリカ、メキシコ、カナダで開催されたW杯でアルジェリア代表として好印象を残した。
ベルガリがイタリアサッカーに来たのはわずか1年前だ。ヴェローナが、ベルギーのクラブKVメヘレン(KV Mechelen)から約200万ユーロで彼を獲得した。
ベルガリはヴェローナで26試合に出場し2得点を記録したが、クラブのセリエBへの降格を防ぐことはできなかった。2026年1月から3月にかけては、繰り返す足首の問題でピッチを離れる時期もあった。
フットメルカートの記者によれば、ローマはユヴェントスにゼキ・チェリクを奪われた後、ベルガリを右SBの優先候補と見なしている。
ベルガリはまた、パレストラとハライリの両方を逃したインテルの、ドゥンフリース(Denzel Dumfries)の後継候補の長いリストにも含まれている。
以前には、フィオレンティーナ(Fiorentina)やボローニャ(Bologna)からの関心も取り沙汰されていた。
評価額は約1500万ユーロと噂されている。仮にローマがオファーを出すなら、買取オプション付きローンの形になるだろう。
ベルガリの評価額約1500万ユーロは、パレストラやハライリを逃したインテルの「現実路線」に合致する。パレストラは6000万ユーロ、ハライリは3000万ユーロ、スペンス(Djed Spence)は3500万ユーロ——次々と高額な標的の交渉に苦しんできたインテルにとって、1500万ユーロのベルガリは大幅に手頃な選択肢だ。ヴェローナが降格したことで、選手の売却は避けられず、価格も抑えられている。降格クラブの選手は「セリエA残留を望む」動機が強く、インテルのような上位クラブへの移籍は選手にとっても魅力的だ。ベルガリ本人が「セリエA残留を望んでいる」という点も、交渉を後押しする。ただし、ベルガリはイタリア1年目で、2得点という数字も限定的だ。パレストラのような「将来のスター候補」ではなく、「手頃で計算できる即戦力」という位置づけだ。ドゥンフリースの後継として主軸を張れるかは未知数だが、右サイドの空白を埋める現実的な一手にはなり得る。ベルゴミ(Beppe Bergomi)が「守備は2人必要」と語ったように、複数の候補を確保する意味でも、ベルガリは有力だ。
ベルガリの獲得を検討する上で、2026年1月から3月にかけての足首の問題は見過ごせないリスクだ。ハライリがメディカル不合格で移籍が破談になったばかりのインテルにとって、負傷歴のある選手の獲得は慎重を要する。ベルガリは繰り返す足首の問題でシーズン中盤に離脱しており、この負傷が慢性的なものであれば、獲得後も同じリスクを抱えることになる。W杯で好印象を残したとはいえ、シーズンを通じた稼働率が保証されなければ、投資対効果は低い。インテルがベルガリを本格的に検討するなら、メディカルチェックでこの足首の状態を入念に確認する必要がある。ハライリの二の舞を避けるためにも、負傷リスクの評価は不可欠だ。約1500万ユーロという手頃な価格の背景には、こうした負傷リスクや、イタリア1年目という実績の少なさが反映されている可能性がある。安さには理由がある——インテルは、その理由を冷静に見極めた上で判断する必要がある。
ローマがベルガリを右SBの優先候補とし、インテルと競合する構図は、セリエA内の右SB市場の逼迫を示している。ローマはユヴェントスにチェリクを奪われ、右SBの補強が急務となっている。インテルもドゥンフリースが去り、パレストラとハライリを逃し、同じく右SBに苦しんでいる。両クラブが同じ降格クラブの選手を奪い合う状況は、質の高い右SBが市場に少ないことを物語る。ローマがローン+買取オプションの形を想定しているのに対し、インテルがどう動くかが焦点だ。ローマはFFP(ファイナンシャル・フェアプレー)対応で資金が限られており、完全移籍より分割払いの構造を好む。インテルも財政規律のなかで、買取オプション付きローンという柔軟な構造を選ぶ可能性がある。両クラブとも「手頃で現実的な右SB」を求めているため、ベルガリの争奪戦は、金額よりも「選手の意思」と「クラブの提示するプロジェクト」で決まる可能性が高い。降格の憂き目に遭ったアルジェリア代表SBにとって、ローマとインテルのどちらがより魅力的な再起の舞台となるか——選手の選択が、争奪戦の行方を左右する。
降格の悲しみを味わったアルジェリア代表SBに、セリエA上位2クラブが手を伸ばした。約1500万ユーロという手頃さ、W杯での好印象、そしてセリエA残留への意欲——ベルガリは、パレストラとハライリを逃したインテルにとって、現実的な選択肢だ。ただし足首の問題という影も残る。ローマとの競合、買取オプション付きローンの可能性、そして選手の意思。右サイドの空白を埋める夏の探索は、高額な本命から、手頃で現実的な候補へと、静かに軸足を移しつつある。
記事タイトル: Report Belghali top of Roma list for right-back at €15m
出典元記事URL: https://football-italia.net/belghali-top-of-roma-list-for-right-back-e15m/
公開日: 2026/7/20
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年7月21日
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