
1500万ユーロで獲得した男の居場所は、ベンチだ。トゥットスポルトによると、インテルはジュゼプ・マルティネスが売却を望まない限り、控えGKとして残留させる意向だという。ゾマーの退団後に新たな正GKを外部から獲得する方針は変わらず、ヴィカーリオが筆頭候補であり続ける。つまりマルティネスに与えられるのは「2番手」という役割だ。1500万ユーロの投資に見合うポジションとは言い難いが、本人が受け入れるなら残留の道は開かれている。
トゥットスポルト(Tuttosport)がFCInterNewsを通じて報じたところによると、インテルはジュゼプ・マルティネス(Josep Martinez)を控えGKとしてクラブに残す意向を持っている。ただし、本人が売却を希望すれば放出に応じる姿勢も見せている。
マルティネスは2024年にジェノア(Genoa)から約1500万ユーロで加入したが、ヤン・ゾマー(Yann Sommer)の壁に阻まれ、サン・シーロでは控えの立場が続いてきた。37歳のゾマーは今季限りで退団が確定しているが、キヴ(Cristian Chivu)監督はマルティネスを正GKに昇格させることには消極的だ。
インテルは夏に新たな正GKを獲得する方針を固めており、トッテナム(Tottenham Hotspur)のグリエルモ・ヴィカーリオ(Guglielmo Vicario)が引き続き筆頭候補だ。これに加えてアリソン、ホルニチェク、アトゥボル、カプリーレの名前も候補リストに載っている。マルティネスに提示されるのは、新正GKの「バックアップ」という役割だ。
原文: "Despite shelling out nearly 15 million to sign Martinez from Genoa in 2024, the Spaniard has largely played second fiddle at San Siro."
訳: 「2024年にジェノアから約1500万ユーロで獲得したにもかかわらず、このスペイン人はサン・シーロで概ね控えの役割に甘んじてきた」
原文: "The Nerazzurri are willing to keep him as long as he doesn't ask for a sale."
訳: 「インテルは、本人が売却を望まない限り残留させる意向だ」
原文: "Nevertheless, it doesn't change the fact that Cristian Chivu's side will sign a new goalkeeper."
訳: 「それでも、キヴのチームが新たなGKを獲得するという事実は変わらない」
マルティネスの獲得に費やした約1500万ユーロは、控えGKとしては異例の投資額だ。この金額を「沈没コスト」として受け入れ、控えのまま残すのか、それとも売却して資金を回収するのか。インテルが「本人が望まなければ残す」という姿勢を取っているのは、無理に売却して損失を確定させるよりも、有能な控えGKを確保しておくことの方が長期的に合理的だと判断しているからだろう。ただしマルティネス自身が27歳で、正GKとしてのキャリアを追求したいと考えるのは自然だ。スーペルコッパのPK戦でのセーブなど、限られた出場機会で結果を残してきた選手が「2番手の継続」を受け入れるかどうかは、本人のキャリア観にかかっている。
ヴィカーリオ(28歳)が加入した場合、GKの序列はヴィカーリオ、マルティネス(27歳)の2人体制になる。年齢が近い2人のGKを抱えることは、ポジション競争という面ではプラスだが、マルティネスのモチベーション管理が課題になる。一方、アリソン(33歳)が加入すればマルティネスの出番は数年以内に増える可能性があり、「待つ」意味が出てくる。ホルニチェク(23歳)の場合はさらに若く、マルティネスとの年齢差が小さいため共存は難しくなる。つまり、インテルがどの正GKを選ぶかによって、マルティネスの残留の実現可能性も変わってくる。GK補強は単独の案件ではなく、マルティネスの去就と連動する方程式だ。
欧州5大リーグ最多の15クリーンシートという守備記録は、ゾマーの名前のもとに刻まれている。しかし、控えGKの存在がもたらす競争効果を見逃すべきではない。マルティネスという実力者が控えにいることで、ゾマーは緊張感を保ってプレーできた。仮にマルティネスが退団し、新正GKの控えが経験の浅い若手になった場合、この競争のダイナミクスは失われる。キヴが「24人全員がスターター」という哲学を掲げるなか、GKポジションでも「質の高いバックアップ」を確保しておくことは、スカッド全体の競争力を維持するうえで軽視できない要素だ。
1500万ユーロで買った選手をベンチに置き続けるのは、贅沢か、それとも浪費か。その答えは、マルティネス本人がどちらの道を選ぶかにかかっている。控えとして残るなら、インテルは欧州屈指の「GK層の厚さ」を手にする。去ることを選べば、その決断もまた尊重される。ゾマーが去り、新たな正GKが来る夏。マルティネスの選択が、サン・シーロのゴールマウスの風景を最終的に決める。
記事タイトル: Report – Inter Milan Willing To Keep Spanish Goalkeeper Only As Backup Option
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/03/03/inter-milan-willing-keep-josep-martinez-backup-option/
公開日: 2026/3/3
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年3月3日
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