
明日のコッパ・イタリア準決勝で対戦するコモに、インテルが1年以上追い続けている宝石がいる。トゥットスポルトによると、インテルはレアル・マドリードの買い戻し条項の存在にもかかわらず、ニコ・パスの獲得を諦めていない。今季セリエA26試合で6ゴール9アシストを記録する21歳のアルゼンチン人は、キヴが計画する3-4-2-1への戦術移行において理想的なピースだ。しかしコモは手放す気がなく、レアルは連れ戻す権利を持つ。ムハレモヴィッチのユヴェントス買い戻し条項と同じ構図が、ここにも立ちはだかっている。
トゥットスポルト(Tuttosport)がFCInter1908を通じて報じたところによると、インテルはコモ(Como)のニコ・パス(Nico Paz)に対する関心を維持している。ジュゼッペ・マロッタ(Giuseppe Marotta)CEOのショートリストに1年以上載り続けている21歳のアルゼンチン人MFだ。
パスはレアル・マドリード(Real Madrid)のカンテラ出身で、コモには売却の形で移籍したが、レアルが事前に合意した金額で買い戻す権利を保持している。この買い戻し条項は、インテルがどれだけ交渉を進めてもレアルの一声で白紙に戻りうることを意味する。コモ自身もパスの放出には消極的で、昨夏も売却を拒否した経緯がある。
それでもインテルが関心を維持する理由は、パスの能力とキヴ(Cristian Chivu)監督の戦術的ビジョンの合致にある。今季セリエA26試合で6ゴール9アシストという数字に加え、狭いスペースでのボールコントロール、創造性、そしてハーフスペースでの動き出しは、3-4-2-1のトレクァルティスタとして理想的な特性だ。
原文: "The buyback clause means Real Madrid can scupper Inter's plans before they even get off the ground."
訳: 「買い戻し条項は、インテルの計画が始動する前にレアル・マドリードがそれを潰せることを意味する」
原文: "Nico Paz has been on Beppe Marotta's shortlist for over a year."
訳: 「ニコ・パスは1年以上にわたってマロッタのショートリストに載っている」
原文: "With Cristian Chivu keen to overhaul Inter's formation next season, Paz's potential arrival could provide the tactical flexibility needed to support a new-look setup."
訳: 「キヴが来季のフォーメーション刷新に意欲的ななか、パスの加入は新たな布陣を支える戦術的柔軟性をもたらしうる」
ムハレモヴィッチにはユヴェントスの買い戻し条項、スタンコヴィッチにはインテル自身の買い戻し条項、そしてニコ・パスにはレアル・マドリードの買い戻し条項。今夏のインテルの補強リストには、買い戻し条項が絡む案件が複数存在する。スタンコヴィッチの場合はインテルが条項を保持する「持つ側」だが、ムハレモヴィッチとパスでは「脅かされる側」だ。レアル・マドリードが条項を行使すれば、インテルがコモと何を合意しても無意味になる。ムハレモヴィッチの獲得に備えてソレやスカルヴィーニという代替候補を並行して追うのと同じように、パスの案件にも「レアルが買い戻した場合のプランB」が必要になるだろう。
コモ戦のプレビューで分析したように、キヴの3-4-2-1では2つのトレクァルティスタの枠がチームの創造性を担う。フラッテージ、ムヒタリアン、ディウフ、ルイス・エンリケ、ジエリンスキの5人が現有戦力として争っているが、このなかに純粋な「ゲームメーカー型」のプレーヤーは少ない。パスの6ゴール9アシストはまさにそのプロフィールを埋める数字であり、ハーフスペースでボールを受けてチャンスを創出する能力は現有戦力にはない特性だ。もしパスが加入すれば、3-4-2-1の1枠はほぼ確定的に彼のものになるだろう。ゴレツカが中盤のフィジカルを補強し、パスがクリエイティビティを注入する——この2人がキヴの新システムの「表と裏」を形成する可能性がある。
明日のコモ戦でインテルは3-4-2-1を試す予定だが、同時にこの試合はパスを至近距離で観察する絶好の機会でもある。サッスオーロvsアタランタ戦にスカウトを送ったように、インテルのフロントは公式戦のなかで獲得候補を直接評価する方針を取っている。ただしコッパ・イタリアの準決勝はスカウティングの場であると同時に、勝敗が問われる真剣勝負でもある。キヴが「スクデットとコッパのダブル」を狙ううえで、この試合を落とすわけにはいかない。パスの才能を目の当たりにしつつも、それを封じることが求められる——獲りたい選手を倒さなければならないという、移籍市場のアイロニーがここにある。
パスを巡る三つ巴——インテルの欲望、コモの抵抗、レアルの権利。どれだけ追い続けても、買い戻し条項という壁は消えない。それでもインテルが1年以上この名前を手放さないのは、パスがキヴの新時代にとって「替えの利かない」才能だからだ。明日のコモ戦、パスのプレーを見るインテルの目は、対戦相手のそれであると同時に、求婚者のそれでもある。
記事タイトル: Report – Inter Milan Remain Keen On Como & Argentina Rising Star Despite Real Madrid Buyback Clause
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/03/03/inter-milan-keen-nico-paz-real-madrid-buyback-clause/
公開日: 2026/3/3
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年3月3日
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