
バロンドール候補の座を巡って走ったとされる、キリアン・ムバッペとウスマン・デンベレの間の緊張。かつて[[パリ・サンジェルマン]]で肩を並べ、2018年ワールドカップ制覇まで共有した2人だけに、その亀裂は代表チームの空気にも影響しかねなかった。フランス代表がクレルフォンテーヌに集結する直前、その緊張を和らげたのは意外にも同じグループチャットの中にいたインテルの得点源だった。マルクス・テュラムが果たした仲裁役の中身とは
FCInterNews(Fabio Costantino記者)が9月22日19時05分に伝えたところによると、フランスの日刊紙Le Parisienの報道として、マルクス・テュラムがキリアン・ムバッペとウスマン・デンベレの間にあった緊張を和らげる役割を果たしたという。海外メディアGoal.comも同様の経緯を報じており、複数の報道が符合する形になっている。
発端は今季のバロンドール候補としての立場を巡るムバッペの発言だった。長年「期待の星」として歩んできた自身のキャリアと、怪我からの復帰に時間を要したデンベレの道のりを比較するような趣旨の発言が伝わり、両者の間に緊張が生まれたとされる。ここでテュラムが動いた。ムバッペ、デンベレ、テュラムの3人が入っているグループチャットを通じて対話を仲介し、代表合流前に事態を収めたという。
ムバッペ自身は「すでに本人と話した、問題はない」という趣旨のコメントを残しており、表向きは沈静化した形だ。両者はかつて[[パリ・サンジェルマン]]でチームメイトとして2018年ワールドカップ制覇を経験した間柄でもあり、現在は所属クラブが分かれてもなお関係を保とうとする姿勢がうかがえる。
原文: "già parlato con lui" / "non c'era alcun problema tra i due"
訳: 「すでに彼とは話した」「2人の間に問題はなかった」
バロンドールという個人タイトルを争う当事者たちの間に立って場を収める役回りは、誰にでも務まるものではない。テュラムがこの役を担えた背景には、ムバッペと親友として知られる近い距離にいること、そして[[インテル・ミラノ]]で[[ラウタロ・マルティネス]]との2トップを牽引してきた実績があると考えられる。得点数やアシスト数といった数字には表れない、チーム内での信頼の厚さを示すエピソードと言えそうだ。
インテルでは得点源としての顔が目立つテュラムだが、今回の一件は代表チームでの調整役としての一面を浮かび上がらせた。所属クラブでも代表チームでも軋轢を収める側に回れる選手は、今後チームの精神的支柱としての役割をさらに強めていく可能性がある。もっとも、この種の人間関係の機微は数字では検証しづらく、あくまで報道ベースの評価にとどまる点には留意したい。[[インテル・ミラノ]]の更衣室でも同様の調整力を発揮しているのだとすれば、[[ラウタロ・マルティネス]]との関係性を含め、チームの結束を語るうえで見逃せない要素になっていくのではないか。
バロンドールのライバル同士を仲裁したのが、当のインテルの得点源だったという事実。ピッチの外でも代表の空気を整えられる男が、次はミラノでどんな結果を持ち帰るだろうか。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年9月23日
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