
サンティアゴ・ベルナベウの主が、チャンピオンズリーグ初戦を万全の状態では迎えられない。出場停止で3人、負傷で4人。さらに2人が出場の可否を見極める段階にとどまっている。[[ジョゼ・モウリーニョ]]がいま最も頭を悩ませているのは中盤の組み合わせだ。有力な名前はすでに挙がっている。ただしその名前は、本来もっと前の位置で使われてきた男のものである。
『[[Gazzetta dello Sport]]』が伝えたところによると、[[レアル・マドリード]]は今夜の[[インテル・ミラノ]]戦を、規律上の問題と負傷者に挟まれた状態で迎える。出場停止で使えないのがアルダ・ギュレル、エドゥアルド・カマヴィンガ、ベルナルド・シウバの3人。フィジカルの問題で外れるのがエデル・ミリトン、[[ロドリゴ]]、ラウル・アセンシオ、フェルラン・メンディの4人。
さらにオーレリアン・チュアメニとチアゴ・ピタルチュの2人については状態を見極める必要がある。両者とも前日練習には参加したが、今季まだ公式戦で出場時間を得ていない。
最大の焦点は中盤だ。4-2-3-1のダブルボランチのうち一枚はフェデリコ・バルベルデで確定。問題はその相方である。GdSが最も自然な選択肢として挙げたのが[[ジュード・ベリンガム]]だが、モウリーニョはこれまで彼を[[キリアン・ムバッペ]]の背後というより高い位置で使ってきた。代案はトレント・アレクサンダー=アーノルドを下げる形で、リヴァプール時代に中盤で起用された前例がある。
ギュレルの不在は前線にも波及する。1億3000万ユーロで加入した若手のディオマンデが先発の座に近づき、対抗馬は元ACミランのブラヒム・ディアスだとされている。
原文: "Come riportato da La Gazzetta dello Sport, Bellingham rappresenta l'opzione più naturale, ma il tecnico portoghese lo ha finora utilizzato in posizione più avanzata, alle spalle di Mbappé."
訳: 「『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えたところによれば、ベリンガムが最も自然な選択肢である。ただしポルトガル人監督はこれまで、彼をムバッペの背後というより高い位置で起用してきた」
インテルの[[3-5-2]]が中央に3枚を並べるのに対し、レアル・マドリードの4-2-3-1は基本的に2枚で受ける。数の上ではネラッズーリに優位がある構図で、実際に[[マルコ・マテラッツィ]]も同じ日のGdS紙上で「相手が2枚で来るなら困らせられる」という趣旨の見立てを示している。
その2枚のうち1枚が、本来トップ下の選手であるベリンガムだとすればどうか。守備の局面で中盤が押し下げられ、[[ハカン・チャルハノール]]の前に時間が生まれる可能性は考えられる。ただし逆も真で、ベリンガムが低い位置から前へ出ていく推進力は、そのままインテルの3バック前のスペースを突く刃にもなり得る。長所と危険が同じ一本の線の上にある。
出場停止3人という内訳は、レアル・マドリードが昨季の欧州カップ戦をどう戦い終えたかの残響でもある。ただし元記事は個々の処分理由に触れていないため、背景の断定は避けたい。
数字だけを見れば大幅な戦力低下だが、レアル・マドリードの層の厚さを考えれば、これが直ちにインテル有利を意味するとは考えにくい。ムバッペ、ヴィニシウス、バルベルデという軸は健在で、代役に1億3000万ユーロの新戦力が控えている時点で、一般的な「緊急事態」とは意味が違う。インテル側にとって現実的な期待値は、相手の連係が完成する前の序盤に主導権を握れるかどうか、というあたりだと推察する。
忘れてはならないのは、ネラッズーリ側も無傷ではないことだ。[[フェデリコ・ディマルコ]]は膝の状態を理由にマドリード行きを見送り、ミラノに残った。左サイドを一人で完結させられる選手を欠いた状態で、相手の右サイドに向き合うことになる。
つまり今夜のベルナベウは、欠員の数を競う試合ではなく、欠員をどう埋めたほうが機能するかを競う試合だと考えられる。ベンチの深さで測ればレアル・マドリードが上だ。だが90分を設計する能力で測れば、話はもう少し複雑になる。
7人を欠いた銀河系と、左の心臓を置いてきたネラッズーリ。どちらの穴がより深いかは、キックオフの笛が鳴ってからしか分からない。ベルナベウは、言い訳を最も嫌う場所である。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年9月8日
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