
長い代表ウィークを挟んでも、ネラッズーリの歯車は錆びていなかった。10日のサン・シーロ、立ち上がりから牙をむいたインテルは、わずか31分で勝負を決めている。幕を開けたのは、パルマGKの甘いパスを見逃さなかった若きクロアチア人。新監督ジラルディーノを迎えた相手に、容赦のない洗礼が待っていた。その31分間に何があったのか。
2026年10月10日、セリエA第6節でインテルはホームのサン・シーロにパルマを迎え、3対0で勝った。13分、パルマGKコルヴィ(Corvi)の短いゴールキックがケイタ(Keita)に渡る前にペタル・スチッチ(Petar Sučić)が奪い、左足で先制した。ANSAは14分と記しているが、コリエレ・デッロ・スポルトは13分としている。
18分にはVARのモニター確認を経てPKが与えられた。ディエゴ・カルロス(Diego Carlos)がピオ・エスポージト(Pio Esposito)を倒したという判定だ。ハカン・チャルハノール(Hakan Çalhanoğlu)がこれを決めて2対0。31分にはヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)の折り返しからマルクス・テュラム(Marcus Thuram)が右足で逆サイドへ流し込み、前半の早い段階で試合は決着した。
後半のインテルは試合を管理する側に回った。73分にはジェド・スペンス(Djed Spence)が公式戦デビューを果たし、スタンドから拍手を浴びたという。パルマはこの日がジラルディーノ(Gilardino)の初陣で、クエスタ(Cuesta)の退任を受けての就任だった。コリエレ・デッロ・スポルトは、インテルが無敗のまま首位にいると伝えている。ただしANSAは、ローマとラツィオの結果次第の暫定首位という書き方だ。
原文: "Abbiamo fatto una partita seria e ci siamo subito calati nella parte."
訳: 「我々は真剣な試合をした。そして、すぐに役に入り込めた」
原文: "e non era scontato dopo tre settimane di sosta"
訳: 「3週間の中断明けだったことを考えれば、当たり前のことではなかった」
※発言はクリスティアン・キブ(Cristian Chivu)が試合後にITVで語った内容で、FCInterNewsの記事から引用した。2つ目は同記事内で別々に区切られた断片の1つ。
キブは「アグレッシブな寄せと縦への鋭い展開」を勝因に挙げた。先制点は、まさにその形だったと言える。コルヴィの低いパスをスチッチが読んでいたのは偶然ではなく、高い位置から圧力をかける狙いが結果に表れたものと考えられる。FCInterNewsの採点でスチッチは最高の7.5点で、中盤を支配したと評されている。ボバン(Boban)が先日、スチッチを高く評価しつつキブの起用に苦言を呈していたことを思えば、この夜の働きは起用論争への一つの答えになったと見ることもできる。
ANSAによると、ラウタロ・マルティネス(Lautaro Martínez)、バレッラ(Barella)、アカンジ(Akanji)、バストーニ(Bastoni)は先発から外れていた。ラウタロは60分すぎにピッチへ入ったという。10月は7試合が組まれる過密日程であり、休ませながら勝つ余裕を見せた点は大きい。もっとも、相手は監督交代直後のパルマで、難しい状況にあった。この内容を強豪相手にそのまま期待するのは早計だろう。
試合後のキブは、セットプレーが昨季より後れ気味だとして、改善に取り組む考えを示したという。3対0の快勝でも、監督の視線は次の課題に向いている。FCInterNewsの採点では、本来なら明白なPKを見逃した主審ボナチーナに5.5点がつけられた。こうした小さな綻びが大一番で響かないか、注視したい。
31分で試合を終わらせるチームは強い。だが本当の問いは、主力が揃う大一番で同じ入り方ができるかどうかだ。スチッチが見せた嗅覚は、その答えの一端になるだろうか。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年10月11日
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