
日曜のコモ戦を前に、1年半ほど前の移籍市場の裏側が明らかになった。ペタル・スチッチ(Petar Sučić)とマルティン・バトゥリーナ(Martin Baturina)。ディナモ・ザグレブで育った同い年の2人を、インテル・ミラノ(Inter)とコモ(Como)が同時に追っていたという。結末を分けたのは、提示した金額の組み立てだった。
Gazzetta dello Sportによれば、2人はともにクロアチア出身の2003年生まれで、ディナモ・ザグレブから欧州へ出る前の逸材だった。インテルとコモは、およそ1年半前にこの2人を巡って競り合った。
インテルが先に決めたのはスチッチで、条件は固定1400万ユーロにボーナス200万ユーロとされる。一方のコモはバトゥリーナに固定1800万ユーロ、ボーナス700万ユーロを提示し、競争に勝った。
コモのスワルソ会長は、最初の標的はスチッチだったと明かしたという。理由は単純で、チームが探していたのは「8番」、つまり中盤のインサイドだったからだ。
原文: "Cercavamo un numero 8"
訳: 「我々は8番を探していた」
インテルが先に動いてスチッチを取り、コモは次善の策としてバトゥリーナに向かった、という流れになる。
同紙は「結果として、誰も選択を悔いていない」と総括する。バトゥリーナはコモでの1年目のイタリアで8得点を挙げた。スチッチは昨季のコッパ・イタリア準決勝でコモ相手に決定的な働きをし、いまはキブ(Cristian Chivu)の信頼を得たと書かれている。同紙は、2人とも今売れば移籍金を上回る価値がつくだろうとも見ている。
ここからは筆者の推測を含む。日曜18時に迎えるコモ戦では、左のインサイドをスチッチ、ジエリンスキ、ムヒタリアンのうち誰が務めるかが焦点の1つになっている。因縁めいた相手を前に、クロアチア人MFの起用が試合の入り方を左右する可能性がある。
額面で劣っても、使い方で元が取れる。この2クラブの補強は、そのことを証明する対戦になるのか。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年11月7日
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