
ラウタロ・マルティネス(Lautaro Martínez)が帰ってきた瞬間、インテル・ミラノ(Inter Milan)は別のチームに変わった。約1カ月の離脱から復帰したアルゼンチン代表FWは、ローマ(Roma)戦で開始1分に先制点を奪い、後半にも追加点を決めて11月以来のリーグ戦2得点。セリエA(Serie A)得点ランキングでは2位に5点以上の差をつける16得点で独走態勢を築いている。2023-24シーズンのカポカンノニエーレ(得点王)再戴冠が視界に入るなか、コリエーレ・デッロ・スポルト(Corriere dello Sport)はこのエースの存在がチーム全体を引き上げる「トロ効果」に注目している。
ラウタロのローマ戦のパフォーマンスは、復帰戦とは思えないキレだった。開始わずか1分で先制ゴールを決め、サン・シーロの空気を一瞬で変えた。後半にも加点し、11月以来となるリーグ戦での複数得点を記録。5-2の圧勝に大きく貢献した。
今季のラウタロはリーグ26試合で16得点。2位のコモ(Como)所属アナスタシオス・ドゥヴィカス(Anastasios Douvikas)に5点以上の差をつけ、得点王争いは事実上の独走状態だ。2023-24シーズンにカポカンノニエーレを獲得した際も、終盤の連続得点でタイトルを決定づけた。残り7試合で同じシナリオが再現される可能性は十分にある。
コリエーレが着目するのは、ラウタロ個人の数字だけではない。ラウタロがピッチに立つと、周囲のパフォーマンスも向上するという「トロ効果」だ。ローマ戦ではテュラム(Marcus Thuram)が1得点2アシストでマン・オブ・ザ・マッチを受賞しており、2トップが同時に機能した夜となった。
ラウタロはインテルでの8シーズンのうち5シーズンでリーグ15得点以上を記録しており、セリエA屈指のストライカーとしての地位を不動のものにしている。クリスティアン・キヴ(Cristian Chivu)監督のチームは現在2位ナポリ(Napoli)に7ポイント差をつけて首位を走っており、スクデットは射程圏内だ。
コリエーレが名づけた「トロ効果」は、得点力だけでは説明できない。ラウタロがピッチにいるとテュラムのパフォーマンスが上がるのは、相手DFの注意がラウタロに集中することでテュラムのスペースが広がるからだ。ローマ戦のテュラムの1得点2アシストが、ラウタロの復帰と同じ夜に実現したのは偶然ではない。ラウタロの離脱中にテュラムが不振に陥り、チーム全体の攻撃が停滞した原因のひとつは、この「磁力」の消失にあったと考えられる。開始1分のゴールが象徴するように、ラウタロはピッチに立った瞬間から相手の守備計算を狂わせる。その存在自体がチーム全体の攻撃力を引き上げるという意味で、「トロ効果」は数字に表れない最大の貢献と言えるだろう。
ストライカーの価値は、単年の爆発ではなく複数シーズンにわたる安定性で測られるべきだ。ラウタロがインテルでの8シーズン中5シーズンでリーグ15得点以上を記録しているという事実は、ケガや不調のシーズンがあってもなお、長期的に高い水準を維持していることの証明だ。28歳という年齢はストライカーとしてまだピークの範囲内であり、ヴラホヴィッチ(Dusan Vlahovic)のフリー移籍が実現した場合の「後釜」議論が無意味であることを、ラウタロ自身のプレーが物語っている。インテルの前線は今後もラウタロを軸に設計されるべきであり、エスポージト(Francesco Pio Esposito)の育成もラウタロの存在があってこそ意味を持つ。
2023-24シーズン、ラウタロは得点王とスクデットを同時に手にした。あの年のインテルはインザーギ(Simone Inzaghi)体制の完成形とも言える圧倒的な強さでリーグを制した。今季、キヴ体制1年目でラウタロが再びカポカンノニエーレを獲得し、スクデットと合わせて二冠を達成すれば、それはキヴのチームがインザーギ時代に匹敵する成功を収めたことの証明になる。ナポリとの7ポイント差は盤石とは言い切れないが、ラウタロが残り7試合でこのペースを維持すれば、シーズン20得点超えも視野に入る。W杯を逃した痛みを抱えながらも、クラブレベルで最高の結果を手にする——それがラウタロの2026年の物語になるかもしれない。
復帰初戦で2得点。それが「エル・トロ」の答え方だ。得点王レースを独走し、スクデット争いの最終盤に間に合った男が、2023-24の再現を狙う。残り7試合、ラウタロの足はまだ止まらない。
記事タイトル: Inter Milan & Argentina Superstar Looking To Replicate 2023/24 Serie A Feat
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/04/07/inter-milan-star-lautaro-keen-replicate-2023-24-feat/
公開日: 2026/4/7
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年4月7日
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