
ミランのユニフォーム契約が2028年から大きく跳ね上がる見通しになり、インテルが結ぶナイキ契約との差が浮かび上がってきた。ガゼッタ・デッロ・スポルトが数字を並べて伝えたところでは、ネラッズーリのクラブは契約条件の引き上げを求める準備に入っているという。ピッチの外で動く、静かで巨額の綱引きの行方に目が離せない。
ガゼッタ・デッロ・スポルト(La Gazzetta dello Sport)の報道として、FCInterNewsが11月5日に紹介した。ミランは2028-29シーズンから10年間、アディダス(Adidas)から年間約5000万ユーロを受け取る見通しだという。
比較対象になるのが現在の数字だ。2025-26シーズンのミランは、プーマ(Puma)のスポンサー収入が2450万ユーロ。これに店舗・EC・ライセンス事業の5580万ユーロが加わる。ユヴェントスはアディダスから年4600万ユーロを得ているが、2027-28シーズンからは4100万ユーロに下がる。アディダスとの契約はユヴェントスが2037年まで、ミランが2038年までとされる。
インテルについて、記事は次のように整理している。
記事の副題は、クラブが「競技面でも商業面でも成長に見合わなくなった」契約の調整を求める用意がある、と要約している。新しい契約額や交渉の時期は、取得できた範囲では示されていない。
ミランの5000万ユーロは2028-29年からの話で、当面の収入が増えるわけではない。一方でインテルのナイキ契約は2031年まで残っており、見直しを求めても相手が応じる義務はないと考えられる。
それでも交渉の材料はある。袖スポンサーの評価額でミランとユヴェントスを上回り、グッズ収入も3500万ユーロを超えているというのが、記事が示すインテルの立場だ。国内の同業他社が年5000万ユーロ水準に動く前例ができれば、ナイキに対する発言力は強まる可能性がある。
商業収入の底上げはクラブ全体の課題と考えられる。ミランの数字が出たいま、インテルはどこまで強気に出られるのか。ユニフォームの契約額は、そのバランス感覚を測る指標にもなりそうだ。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年11月5日
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