
契約満了まで残り8か月を切ったハカン・チャルハノール(Hakan Çalhanoğlu)の更新交渉が、具体的な条件の段階に入った。本人は残留を望み、希望は2年契約。インテル・ミラノ(Inter)の編成を担うダリオ・バッチン(Dario Baccin)は、すでに本人と話し合い、次の一手をオーナー側に委ねる構えだ。
Calciomercato.comは、ジャンルカ・ディ・マルツィオ(Gianluca Di Marzio)の情報として次の内容を伝えている。チャルハノールは2年契約を「話し合いの土台」と考えており、代理人にも残留の意思を伝えた。バッチンはこの件を本人とすでに話し合い、今後はクラブの経営陣に報告する。そのうえでインテルが契約期間と年俸を含むオファーを提示し、本人側が受け入れられるかを確認する流れになる。
現行契約は2027年6月30日まで。同紙によれば、インテルが1年延長できる条項は付いておらず、2027年2月からは他クラブと自由に交渉できる立場になる。ユヴェントス(Juventus)、コモ(Como)、トルコ復帰といった噂も出ているが、これらは同紙が「最近の噂」として触れているにとどまる。年俸の金額は元記事には出ていない。
11月3日、ジュゼッペ・マロッタ(Giuseppe Marotta)はSky Sportの取材で、契約が切れるのはチャルハノールだけだと述べた。関係は非常に良好で、本人は残る意思を示しており、年内の更新を見込んでいるという。続けて語った言葉が印象的だ。
原文: "Non viviamo una situazione di ansia sui rinnovi."
訳: 「更新を巡って不安を抱えているわけではない」
ここからは筆者の推測を含む。2年契約を土台にするという本人の希望は、クラブにとって受け入れやすいとも、慎重になるべき条件ともとらえられる。残留を望むという意思表示が先に出ているため、交渉の初期段階としては前向きな材料だ。一方、複数年の延長には年俸や出場時間に関する見通しも絡むため、クラブが期間を短めに、あるいは変動報酬を厚めにする案を提示する可能性もあると考えられる。
契約満了が2027年6月で、延長条項がない以上、2月に他クラブと自由に交渉できるようになる事実は、時間の面でインテルに一定の圧力をかける。マロッタが「不安はない」と語るのは、交渉が順調に進んでいるという自信の表れと読めるが、年内の合意という見通しが崩れた場合、他クラブの噂が一段と現実味を帯びる可能性は否定できない。
マロッタはフェデリコ・ディマルコ(Federico Dimarco)について、2028年までの1年延長条項を行使したと説明し、「インテリスタ・ドック」と呼んだ。10月28日の記事で整理した「チャルハノールが先、ディマルコは一方的延長」という順番は、結果としてマロッタの説明と同じ方向で進んでいるように見える。ただ、ディマルコ側が条件の再協議を望んでいるかどうかは、今回の元記事では確認できていない。
次の焦点は、インテルが正式なオファーを出す時期と、その中身だ。年俸額や期間が明らかになった段階で、2年契約という本人の希望がどこまで通るのかが見えてくる。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年11月4日
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