
日曜のサン・シーロはセリエA(Serie A)の一戦であると同時に、今夏の移籍市場の前哨戦でもある。トゥットスポルト(Tuttosport)によれば、インテル・ミラノ(Inter Milan)はローマ(Roma)から契約満了で退団するロレンツォ・ペッレグリーニ(Lorenzo Pellegrini)とゼキ・チェリク(Zeki Celik)の2人をフリー移籍で獲得する可能性を探っている。コネの引き抜き、フラッテージの逆方向の移動、カルロス・アウグストの去就——両クラブのスポーツディレクター、ピエロ・アウジーリオ(Piero Ausilio)とリッキー・マッサーラ(Ricky Massara)が同じスタジアムに揃う日曜の観客席で、ピッチ外の駆け引きも静かに進むことになる。
インテルとローマの間で今夏に動く可能性のある名前は、すでに5人以上に膨らんでいる。そのなかでペッレグリーニとチェリクは「フリー移籍」という共通点を持つ2人だ。
ペッレグリーニは29歳のイタリア代表MFで、ローマのキャプテン。今季はコンスタントさを欠いており、6月末の契約満了までに延長合意に至っていない。創造性、セットプレーの精度、得点力を備えた中盤の選手を移籍金ゼロで獲得できるなら、コスト面では破格の案件だ。
チェリクはトルコ代表の右サイドDFで、WBとサイドバックの両方をこなせるユーティリティ性を持つ。今季限りで退団するダルミアン(Matteo Darmian)の後釜として、クリスティアン・キヴ(Cristian Chivu)監督のシステムに自然にフィットするプロフィールだ。
この2人の獲得話は、より大きな両クラブ間のビジネスの一部に過ぎない。マヌ・コネ(Manu Kone)の4000万ユーロでの獲得が最大の案件であり、ダヴィデ・フラッテージ(Davide Frattesi)がローマへ逆方向に移籍する可能性もある。カルロス・アウグスト(Carlos Augusto)の将来も絡み、さらにバストーニ(Alessandro Bastoni)が去った場合のCB補強としてムハレモヴィッチ(Tarik Muharemovic)やジョヴァンニ・レオーニ(Giovanni Leoni)の名前も引き続き取り沙汰されている。
※本記事には直接引用可能な発言は含まれていない。
ペッレグリーニの話題性に比べれば、チェリクの名前は地味に映る。しかし補強の実効性という観点では、むしろチェリクの方がインテルの需要にぴたりとはまる可能性がある。ダルミアンが去った後の右サイドは、ドゥンフリース(Denzel Dumfries)の残留が実現してもバックアップが必要なポジションだ。パレストラ(Marco Palestra)を長期的なレギュラー候補として獲得する計画が進行中だが、控えの右サイドDFまで高額の移籍金をかける余裕はない。チェリクがフリーで加入すれば、移籍金ゼロ・セリエAでの実績あり・複数ポジション対応可という三拍子揃ったバックアップが手に入る。ダルミアンが6年間担った「どこでも文句を言わず走る」という役割の後継者として、チェリクは理想的なプロフィールと考えられる。
ペッレグリーニについては先日の報道で年俸の高さ(手取り約1200万ユーロ)がネックになると指摘した。この構図は変わっていない。フリー移籍で移籍金がかからないとはいえ、イタリアの税制を考慮すればクラブ負担は年間2200万ユーロ超に膨らむ。コネに4000万ユーロ、ホイビュアに1200万ユーロと中盤の補強費用がすでに積み上がるなかで、ペッレグリーニの高給を上乗せする余地があるかは疑問が残る。ただし、ペッレグリーニ側が大幅な減俸を受け入れるなら話は変わる。ローマのキャプテンとして9年を過ごした男が、キャリアの転機として年俸より競争力のある環境を選ぶ可能性は否定できない。インテルとユヴェントス(Juventus)、ナポリ(Napoli)の三つ巴は続いており、最終的には「誰がいくらで提示するか」が勝敗を分けるだろう。
今夏のインテルとローマの間で動く可能性のある名前を整理すると、その規模に改めて驚かされる。ローマからインテルへ向かうのがコネ、ペッレグリーニ、チェリク。インテルからローマへ向かう可能性があるのがフラッテージとカルロス・アウグスト。これに加えてバストーニの去就がムハレモヴィッチやレオーニの動向に連鎖する。6人以上の選手が2つのクラブの間で移動する可能性があるというのは、単独の移籍交渉ではなくパッケージディールの様相を呈している。アウジーリオとマッサーラが日曜に同じスタジアムにいるという事実は偶然ではなく、ピッチ上の結果と並行して水面下の対話が進む舞台装置だろう。コネの移籍金とフラッテージの評価額が連動すれば、実質的な「選手交換+差額調整」の形になる可能性もあり、両クラブにとって財務的に合理的なスキームが組める余地がある。
日曜のサン・シーロでは、90分の勝敗とは別にもうひとつの勝負が進行する。ペッレグリーニ、チェリク、コネ、フラッテージ——ピッチを挟んで向き合う選手たちが、来季は同じロッカールームにいるかもしれない。インテルとローマの夏の物語は、この一戦から本格的に幕を開ける。
記事タイトル: Inter Milan Vs Roma – Busy Summer Expected Between The Two Clubs As Turkey & Italy Stars Weigh Up Future
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/04/04/inter-roma-pellegrini-celik-inter-radar/
公開日: 2026/4/4
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年4月4日
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