
数日前に代理人が「ローマへの敬意」を語ったばかりだが、舞台裏では正反対の現実が進行していた。コリエレ・デロ・スポルトによると、ローマはゼキ・チェリクとの契約更新を提示する意思がなく、今夏のフリー退団がほぼ既定路線になっている。代理人が要求する年俸400万ユーロ(手取り)にローマは応じる気がない。インテルが注視を続けるなか、フラム、ニューカッスル、シュトゥットガルトも争奪戦に名乗りを上げた。
コリエレ・デロ・スポルト(Corriere dello Sport)がFCInterNewsを通じて報じたところによると、ローマ(Roma)のゼキ・チェリク(Zeki Celik)の契約更新交渉は膠着状態に陥っている。チェリクの契約は今年6月に満了するが、ローマには新たな条件を提示する意向がない。一方でチェリクの代理人は年俸約400万ユーロ(手取り)への大幅昇給を求めており、両者の溝は埋まる見込みがない。
それでもチェリクはピッチ上では存在感を発揮し続けている。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(Gian Piero Gasperini)監督のもとで今季セリエA23試合に出場しており、不可欠なスタメンの地位を維持している。契約問題がありながらもこれだけの出場機会を与えられている事実が、チェリクの実力を証明していると言えるだろう。
インテルは以前からチェリクの動向を追跡しているが、競合も増えている。フラム(Fulham)、ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)、シュトゥットガルト(Stuttgart)が新たに獲得レースに加わったと報じられている。
原文: "His agent is reportedly asking for a substantial pay rise, demanding around €4 million net per season. Meanwhile, the Giallorossi have no intention of matching Celik's request."
訳: 「代理人は大幅な昇給を求め、年俸約400万ユーロ(手取り)を要求していると伝えられている。一方、ジャッロロッシにはチェリクの要求に応じる意思がない」
原文: "Despite his contractual wobble, the Turkish star remains an indispensable starter under Gian Piero Gasperini."
訳: 「契約面の不安定さにもかかわらず、このトルコ人スターはガスペリーニ監督のもとで不可欠なスターターであり続けている」
原文: "Zeki Celik would be a decent coup for the Nerazzurri, especially considering they wouldn't have to pay a dime to secure his signature."
訳: 「チェリクはネラッズーリにとって見事な獲得となるだろう。特に、獲得に1円もかからないことを考えれば」
つい先日、チェリクの代理人オズデミルは「ローマに敬意を持っている」と語り、他クラブとの合意報道を否定していた。しかし今回の報道が正しければ、あの発言は交渉のポジショニングに過ぎなかったことになる。年俸400万ユーロの要求をローマが拒否するという構図が明らかになったことで、チェリクの代理人が「敬意」を語りつつも裏では好条件を引き出そうとしていた可能性が浮かぶ。要求が通らなかった以上、次のステップはフリーエージェントとしての価値を最大化することだ。複数クラブの競争を煽ることで年俸交渉を有利に進める——代理人の教科書通りの動きと言えるだろう。
チェリクの代理人が求める年俸400万ユーロ(手取り)は、フリー移籍という条件を踏まえれば法外な数字ではない。しかしインテルの給与体系のなかでは決して安くはなく、ゴレツカの年俸交渉と同様に減額を求める可能性が高い。ドゥンフリースの退団が確定すれば右WBの確保は急務となるが、フラムやニューカッスルといったプレミアリーグ勢が年俸レースに加わるとインテルは不利な立場に置かれる。ただし前回の記事でも指摘した通り、チェリクにはセリエAでの戦術的な土地勘という強みがあり、適応リスクなしで即戦力として計算できる点はプレミア勢にはない優位性だ。交渉の焦点は金額そのものよりも、契約年数やボーナス構造での折り合いになると考えられる。
前回の報道ではインテル、ユヴェントス、ナポリのセリエA3強が競う構図だったが、今回はフラム、ニューカッスル、シュトゥットガルトという新たな顔ぶれが加わった。特にニューカッスルは資金力が豊富であり、年俸面でインテルを上回る条件を提示できる立場にある。一方でシュトゥットガルトの参入は、チェリクがセリエAやプレミアだけでなくブンデスリーガも選択肢に入れていることを示唆する。選択肢が広がれば広がるほど、チェリク側の交渉力は増す。インテルとしては、ドゥンフリースの去就を見極めつつ、チェリクが「第一選択肢」なのか「保険」なのかを明確にしたうえで交渉に臨む必要があるだろう。
「ローマへの敬意」の賞味期限は、思いのほか短かった。400万ユーロの要求と更新拒否という現実が露わになり、チェリクのローマ退団はもはや時間の問題だ。6クラブ以上が追うフリーエージェント争奪戦——インテルは、この競争のなかで自分たちの優先順位を見誤らないことが肝要だ。
記事タイトル: Report – Roma Wingback Set For Summer Farewell Amid Inter Milan Interest
出典元記事URL: https://sempreinter.com/2026/02/23/roma-star-zeki-celik-set-leave-inter-milan-interest/
公開日: 2026/2/23
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年2月23日
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