
契約更新は「してあげる」ものか、「されるもの」か。フェデリコ・ディマルコ(Federico Dimarco)をめぐる条件交渉が、数字つきで表に出てきた。
ガゼッタ・デロ・スポルトの報道として、Spazio Interが10月25日に整理したところでは、ディマルコの現行契約は2027年まで。インテルには一方的に期限を2028年へ動かせるオプションがあり、ガゼッタによれば行使は5月までに可能だが、年内に使う意向だという。
オプションを使った場合の年俸は520万ユーロ。これに対し、ディマルコ側は年750万ユーロを求めているとされる。クラブは「その数字に届くつもりはない」姿勢で、固定給を抑え、成績連動のボーナスを手厚くする形を探っている。
ラウタロの900万ユーロという最高額を基準にすれば、750万ユーロはその8割強にあたる。左ウイングバックにその額を払うのは大きな決断で、クラブが及び腰になるのも理解できる。
もっとも、元記事には2025-26シーズンの数字が添えられている。7ゴール18アシストという記録が事実なら、攻撃への貢献は主役級だ。固定給を抑えて成果を上乗せする枠組みは、そのバランスを取る現実的な手段に映る。
ただし、ここは推測の域を出ない。ガゼッタの原文を確認できていない以上、報じられた金額が最終的な着地点になるかは分からない。
オプションを年内に使う意向だという点は、交渉の主導権をクラブが握ろうとしている表れと読める。期限を2028年に伸ばせば、契約が残り1年を切ってから値上げを迫られる事態を避けやすい。
一方で、ディマルコに近い側から見れば、オプションは年俸が520万ユーロに据え置かれたまま契約が延びることを意味する。要求との差は230万ユーロ。この差をボーナスで埋められるかが、交渉の分かれ目になりそうだ。
同じ記事は、テュラムの契約も2028年満了で、税制優遇の関係で条件が異なる点に触れている。選手間の年俸序列とクラブの人件費管理を、同時に満たす難しさがここにある。
年内、とされるオプション行使の時期。そしてその後、固定給とボーナスのバランスで話がまとまるのか、ディマルコ側が方針を変えるのか。続報が出れば、改めて数字を並べて見直したい。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年10月26日
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