
W杯の舞台に、セリエA(Serie A)の物語が凝縮された。アルゼンチン代表(Argentina)対アルジェリア代表(Algeria)の一戦で、インテル・ミラノ(Inter Milan)の主将ラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)が、リオネル・メッシ(Lionel Messi)、チアゴ・アルマダ(Thiago Almada)と組む強力な3トップの一角として先発出場した。コモ(Como)のニコ・パス(Nico Paz)はベンチスタート——今季セリエAで6得点9アシストのブレイクアウトを果たした才能だ。クリスティアン・ロメロ(Cristian Romero)、ロドリゴ・デ・パウル(Rodrigo De Paul)、ニコラス・ゴンサレス(Nicolas Gonzalez)ら、アルビセレステ全体にセリエAの歴史が深く刻まれた、カルチョファン必見の一戦となった。
カンザスシティ・スタジアム(Kansas City Stadium)で行われたグループJの一戦は、セリエAとの繋がりに満ちていた。
アルゼンチンの注目はラウタロだ。インテルの主将は、メッシ、アルマダとともに前線の3トップを形成。スクデットとコッパ・イタリア(Coppa Italia)の二冠でセリエA17得点を記録したストライカーが、母国代表でも中心的な役割を担った。
ベンチにはニコ・パスが控えた。今季コモで6得点9アシストを記録し、セリエA U23最優秀選手にも選ばれた21歳は、レアル・マドリード(Real Madrid)の去就を巡る話題の渦中にありながら、W杯のメンバーに名を連ねた。ユヴェントス(Juventus)のニコラス・ゴンサレス(昨季アトレティコ・マドリード=Atletico Madridにローン)もスカッドに含まれている。
アルビセレステ全体に刻まれたセリエAの歴史は深い。クリスティアン・ロメロはアタランタ(Atalanta)でセリエA最優秀DFに選ばれた経歴を持ち、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のリサンドロ・マルティネス(Lisandro Martinez)とCBコンビを組んで先発。デ・パウルはウディネーゼ(Udinese)で5シーズンを過ごし、ナウエル・モリーナ(Nahuel Molina、ベンチ)はそのウディネーゼでのチームメイトだった。レアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)はローマ(Roma)で複数の在籍期間を持つ。GKにはユヴェントスが関心を寄せるエミリアーノ・マルティネス(Emiliano Martinez)が先発した。
アルジェリア側にもセリエA経験者がいる。元ローマのMFウーセム・アワール(Houssem Aouar)はベンチスタート。2023-24シーズンにジャッロロッシで16試合に出場した選手だ。一方、降格したエラス・ヴェローナ(Hellas Verona)のラフィク・ベルガリ(Rafik Belghali)はスターティングイレブンに名を連ねた。
ラウタロがメッシ、アルマダと組む3トップの一角を担ったことは、彼のアルゼンチン代表での確固たる地位を示している。インテルでの主将として、そしてセリエA17得点を記録したストライカーとして、ラウタロは母国代表でも中心選手だ。メッシという絶対的なアイコンと並んで前線を構成する役割は、世界トップクラスのストライカーにのみ与えられる。ガゼッタ・デッロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)の長文インタビューでラウタロが「W杯にベストの状態で臨むために準備してきた」と語った通り、彼はこの大会に向けて入念な準備を重ねてきた。インテルでの二冠の勢いを、母国代表でのパフォーマンスにつなげられるかが注目される。ラウタロにとってW杯は、クラブでの栄光に続く、キャリアのもう一つの大きな舞台だ。
ニコ・パスがベンチスタートだったことは、彼の現在の立ち位置を象徴的に示している。今季コモで6得点9アシストを記録し、セリエA U23最優秀選手に選ばれた才能でありながら、アルゼンチン代表ではメッシやアルマダといった前線の選手層の厚さの前に、まだ控えの立場だ。これはクラブレベルでの彼の去就問題とも重なる。レアル・マドリードの買い戻し、コモの残留交渉、そしてインテルの関心——複数のクラブの思惑が交錯するなか、ニコ・パスは21歳という若さで、自分のキャリアの次のステップを模索している。W杯での出場機会が増えれば、彼の市場価値はさらに高まり、夏の去就交渉にも影響を与える可能性がある。インテルファンにとっては、ニコ・パスのW杯でのパフォーマンスが、将来の獲得可能性を占う材料にもなる。
アルゼンチン代表に刻まれたセリエAの歴史の深さは、イタリアリーグが南米の才能を育てる重要な舞台であり続けていることを示している。ラウタロ(インテル)、ロメロ(元アタランタ)、デ・パウル(元ウディネーゼ)、モリーナ(元ウディネーゼ)、パレデス(元ローマ)、ニコ・パス(コモ)、ニコラス・ゴンサレス(ユヴェントス)——アルビセレステの主力級に、これだけのセリエA経験者が並ぶ。特にウディネーゼとアタランタは、南米の若手を発掘して育成し、トップレベルに送り出す「育成プラットフォーム」としての役割を果たしてきた。デ・パウルとモリーナがともにウディネーゼ出身であることは、そのクラブの育成力の証明だ。サネッティ(Javier Zanetti)副会長のアルゼンチン人脈が、リベロ(Lautaro Rivero)、ペローネ(Maximo Perrone)、ニコ・パスといった選手の獲得につながっているのも、こうしたセリエAとアルゼンチンの深い結びつきの延長線上にある。
メッシと並ぶラウタロ、ベンチで出番を待つニコ・パス、CBに君臨するロメロ——W杯の舞台に、セリエAの物語が凝縮されている。クラブで二冠を達成した主将が、今度は母国の青と白のシャツで世界の頂点を目指す。カルチョファンにとって、このアルゼンチン代表は「もう一つのセリエA」だ。ラウタロの夏は、インテルの栄光から、W杯の挑戦へと続いていく。
記事タイトル: World Cup 2026: Argentina vs Algeria lineups – Inter’s Lautaro leads line for star-studded Albiceleste
出典元記事URL: https://football-italia.net/world-cup-2026-argentina-vs-algeria-lineups/
公開日: 2026/6/16
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スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年6月17日
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