
代表ウィークの間もアッピアーノ・ジェンティーレで調整を続け、パルマ戦の先発が有力視されていたカーティス・ジョーンズが、土曜の夜を目前に突然戦列を離れた。診断は右大腿の内転筋に生じた筋筋膜の損傷で、復帰までは約20日。ミラノでようやく居場所を作りかけた中盤の新戦力に、早くも思わぬ試練が待っていた。
10月8日の朝、ジョーンズはロッツァーノのフマニタス臨床研究所(Istituto Clinico Humanitas)で臨床検査と機器検査を受けた。結果は「risentimento miofasciale(筋筋膜の損傷)」が右大腿の内転筋に認められるというもの。クラブ公式サイトinter.itの発表によると、10日夜のパルマ戦は欠場が確実で、状態は今後数日のうちに再評価される。FCInterNewsは、ジョーンズが代表ウィーク中もトレーニングセンターで汗を流し、先発の有力候補だったと伝えている。
同サイトは同日の別記事で、離脱期間を約20日と報じた。欠場が見込まれるのはパルマ、ブルージュ、ボローニャ、シャフタール・ドネツク、フィオレンティーナの5試合。復帰の目標は10月28日のヴェネツィア遠征、遅くとも31日のミラン戦(ミラノ・ダービー)とされる。なお、キブ監督の直接の発言は元記事では言及されていない。
穴埋めの顔ぶれにも触れておく。同サイトの見立てでは、出場可能に戻るハカン・チャルハノールとヘンリク・ムヒタリアンがほぼ当確で、残る枠をペタル・スチッチ、ニコロ・バレッラ、ピオトル・ジエリンスキが争う構図になる。ただしジエリンスキは代表戦での出場時間が長く、疲労が気がかりだという。
原文: "risentimento miofasciale agli adduttori della coscia destra"
訳: 「右大腿の内転筋に筋筋膜の損傷(張り)」
原文: "saranno rivalutate nei prossimi giorni"
訳: 「(容体は)今後数日のうちに再評価される」
※いずれもinter.it発表をFCInterNewsが要約した記事中の断片で、公式発表の全文は確認できていない。
約20日で5試合を落とすという事実は、数字以上に重いと考えられる。ブルージュ、ボローニャ、シャフタール、フィオレンティーナと続く連戦のなかで、中盤の運動量を担う選手を欠くことになるからだ。内転筋は再発しやすい部位とも言われ、ヴェネツィア戦への復帰を急ぎすぎれば長引く可能性も否定できない。クラブがダービーまでを視野に入れているのは、そのリスクを織り込んだ現実的な設定と推察する。
ジョーンズの不在でチャンスが広がるのは、スチッチ、バレッラ、ジエリンスキの3人だろう。チャルハノールとムヒタリアンが当確なら、残り1枠で誰が先発するかは、パルマ戦でのキブの選択が最初の手がかりになるとみられる。ジエリンスキの疲労が考慮されれば、スチッチやバレッラに追い風が吹く可能性がある。この数週間の起用が、ジョーンズ復帰後の序列にも影響を及ぼすかもしれない。
ジョーンズは今夏加入の新戦力で(背景知識による補足)、チームへの適応が進む最中での離脱となる。ここで失うのはピッチ上の時間だけでなく、キブの戦術に慣れる貴重な実戦機会でもあると考えられる。ダービーに間に合えば、復帰戦が大一番という劇的な舞台になるかもしれない。
10月の過密日程は、誰か一人の不在を待ってはくれない。ジョーンズが戻るまでの20日間、中盤の誰がその空白を自分の居場所に変えるのか。キブの手腕が問われる三週間が、静かに始まった。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年10月9日
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