
補強の話題が続く[[インテル・ミラノ]]だが、市場のもう半分——出口の整理も静かに動き出した。イタリア時間23日未明、モンツァが若手2人のレンタルを正式に要請し、サッスオーロがクリスティアン・アスラニへの関心をクラブに伝えたことが判明。マッテオ・コッキのパドヴァ行きが公式発表されたのと同じ日に、次の「出て行く者たち」のリストが姿を現した。
Sky Sport Italiaが23日未明(日本時間同日朝)に報じたところによると、モンツァ(Monza)はインテルに対し、エベネゼル・アキンサンミロ(Ebenezer Akinsanmiro)とヤニス・マッソリンの2人をレンタルで獲得したいと申し入れた。両クラブは数日中に改めて会談し、2件の取引の詳細を詰める見込みだという。奇しくもモンツァは8月22日のセリエA開幕戦でインテルと対戦する相手。若手2人にとっては、出場機会と実戦経験を積む場としては申し分ない移籍先候補と言える。
同じ報道の中で、サッスオーロがクリスティアン・アスラニ(Kristjan Asllani)の獲得に興味を示し、インテル側にその意思を伝えたことも明らかになった。中盤ではカーティス・ジョーンズ獲得が優先課題として動いており、アスラニ放出はその流れと無関係ではないと考えられる。なお、マッソリンについてはFCInterNewsのシモーネ・トーニャ(Simone Togna)記者が21日時点で「他クラブとの接触はなく、ツアーに帯同する」と伝えていたが、22日の練習試合を軽い筋肉系の問題で欠場しており、その夜にモンツァの要請が届いたという時系列になる。状況は48時間で確実に動いた。
原文: "Il Monza avrebbe chiesto all'Inter il prestito di Ebenezer Akinsanmiro e Yanis Massolin. Le parti dovrebbero incontrarsi nuovamente nei prossimi giorni per provare a definire entrambe le operazioni."
訳: 「モンツァはインテルに対し、エベネゼル・アキンサンミロとヤニス・マッソリンのレンタル移籍を要請したとされる。両者は数日中に再び会談し、2つの取引をまとめるべく協議する見込みだ」
今回の2件がいずれも完全売却ではなくレンタル要請である点は示唆的だろう。アキンサンミロは昨季から評価を上げ続けるナイジェリア人MFであり、2月にモデナから獲得したばかりのマッソリンも、クラブが将来の資産と見なす存在。コッキのパドヴァ行きに買戻し条項が付いたのと同様、インテルは「手放さずに経験を積ませる」設計を徹底していると考えられる。U23とトップの間で飽和しがちな若手の出口として、セリエAに残留するモンツァは理想的な提携先になり得る。
一方、アスラニの名前が挙がったことは中盤の再編が本格化するシグナルと読める。チャルハノールの控えという立場から抜け出せないまま4年目を迎えたアルバニア代表MFにとって、出場機会を保証してくれるサッスオーロは現実的な選択肢だろう。クラブ側から見れば、キブ監督が求めるジョーンズ獲得の資金と登録枠を作る意味でも、この売却話は「入り」と「出」がセットになった夏の方程式の一部と推察される。
ロメロやスペンスといった派手な見出しの裏で、放出市場は着実に前へ進んでいる。開幕戦の相手に若手2人を預けるかもしれないという皮肉も含めて、この夏のインテルは出口の設計にこそクラブの哲学が滲む。数日中の再会談で、答えの一部が出る。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年7月23日
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