
シャフタール戦の勝利から数日、インテルの話題はゴールを決めたカルロス・アウグストだけではない。「終わった」とまで言われたGKを使い続けたキブ監督の判断を、評論家のジュゼッペ・クルチャーニ(Giuseppe Cruciani)が持ち上げている。外野の声だけに、割り引いて聞く必要はあるが、論点は一考に値する。
FC Inter 1908の伝えるところでは、クルチャーニはポッドキャスト「Numer1」で語った。キブ監督は、多くの人がジョゼップ・マルティネス(Josep Martinez)を終わった存在と見なし、ゴールにはインテルの問題があると語られていた中で、あえて彼に賭けた。その決断を、クルチャーニは「ひとつ上の階層の監督がやること」だと位置づけた。
GKは期待に応えたと彼は見る。シャフタール戦では重要なセーブがあり、安定感も際立っていたという。シャフタール戦の勝利と、マルティネスが守護神にとどまったことを、クルチャーニは「キブの勝利」と呼んだ。
クルチャーニは、GKの立場を疑うことのほうが、中盤の選手を外すよりずっと重いと語る。ミスの重みがまるで違うからだ。実際、GKのミスは失点に直結しやすく、そのたびに起用そのものが批判の的になる。
だから、周囲の声に流されて交代させるのは簡単な選択だ。それを選ばず、一貫して同じGKを使い続けることは、指揮官が自分の評価を差し出すことに等しい。クルチャーニはそこを「流れに逆らう決断」と評した。
ただし、これは評論家の見立てであり、クラブの公式な評価ではない。元記事は、キブ監督やクラブ関係者のコメントを含んでおらず、シャフタール戦でのセーブの内容や数も示していない。10月21日の1対0はバストーニの退場で10人になった試合でもあり、勝利の理由をGKの判断だけに求めるのは単純化にすぎるだろう。
また、ジョゼップ・マルティネスの去就や序列をめぐる議論は、今後も続くと考えられる。ひとつの好試合が、シーズン全体の評価を覆すとは限らないからだ。
次に迫るのは10月25日のフィオレンティーナ戦だ。Skyの報道ではプロヴェデルの先発説も出ており、GKの起用はまだ流動的に映る。クルチャーニの言う「賭け」が正しかったかどうか、答えは数試合先に出ると考えられる。守護神問題はまだ終わっていない。
スポーツ×ITの会社でバックエンドエンジニア兼マネージャーとして勤務。インテル関連の情報を中心に発信しています。
最終更新: 2026年10月24日
© 2025 nero15.dev. All rights reserved.