フェデリコ・ディマルコ(Federico Dimarco)がコベルチャーノの記者会見で、2つのメッセージを発した。ひとつは火曜日のFIFAワールドカップ(FIFA World Cup)プレーオフ決勝ボスニア・ヘルツェゴヴィナ(Bosnia and Herzegovina)戦に向けた「メンタルの強さ」の重要性。もうひとつは、インテル・ミラノ(Inter Milan)のチームメイトであるフランチェスコ・ピオ・エスポージト(Francesco Pio Esposito)への温かくも慎重な言葉だ。「頭が足を動かす」と言い切ったインテルの左WBの口調には、2大会連続の失敗を知るアッズーリの覚悟がにじんでいた。
フランチェスコ・ピオ・エスポージト(Francesco Pio Esposito)が、途中出場のわずか30分でイタリア代表(Italy)の景色を塗り替えた。北アイルランド(Northern Ireland)戦に1-0のリードで投入された20歳のインテル・ミラノ(Inter Milan)FWは、ケアンとの即興コンビネーション、ゴールライン上で阻まれたヘディング、そして2点目の起点となるプレーと、ピッチに立った瞬間から攻撃にギアを入れ直してみせた。ガゼッタ、コリエーレ、トゥットスポルトの3紙が揃って採点6.5——火曜のボスニア戦先発に推す声は、もはや満場一致の様相を呈している。
アレッサンドロ・バストーニ(Alessandro Bastoni)が帰ってくる。インテル・ミラノ(Inter Milan)で直近2試合を腓骨の打撲で欠場していた26歳のDFが回復し、今夜のFIFAワールドカップ(FIFA World Cup)プレーオフ準決勝、北アイルランド(Northern Ireland)戦で3バックの一角として先発する見通しとなった。ガゼッタ・デッロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)やコリエーレ・デッロ・スポルト(Corriere dello Sport)など複数のイタリアメディアが予想布陣を報じている——2014年以来のW杯出場を懸けた大一番、ベルガモのニュー・バランス・アリーナで日本時間27日未明にキックオフを迎える。
インテル・ミラノ(Inter Milan)にとって、木曜夜のイタリア対北アイルランド戦は単なる代表戦ではない。コリエーレ・デッロ・スポルト(Corriere dello Sport)によれば、アッズーリがFIFAワールドカップ(FIFA World Cup)本大会出場を決めた場合、インテルには「FIFAクラブ・ベネフィット・プログラム」を通じて最低約100万ユーロが支払われる。5人のネラッズーリ戦士が代表に名を連ねるなか、ピッチ上の結果がクラブの金庫にも直結するという、もうひとつの戦いの構図。
W杯プレーオフを控えるイタリア代表(Italy)の選手たちに、もうひとつの戦いが迫っている。ガゼッタ・デッロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)の報道によれば、本大会出場の可否にかかわらず、少なくとも12人のアッズーリが今夏のクラブ移動を見据えている。インテル・ミラノ(Inter Milan)に関わる名前だけでも複数挙がっており、補強と引き留めの両面で忙しい夏になりそうな気配。
アントニオ・ディ・ナターレ(Antonio Di Natale)の口から、途方もない名前が飛び出した。インテル・ミラノ(Inter Milan)の20歳、フランチェスコ・ピオ・エスポージト(Francesco Pio Esposito)を「少しファン・バステンを思い出す」と語ったのだ。イタリア代表(Italy)通算42試合11得点の元ストライカーが、同郷ナポリ出身の若きセンターフォワードに見出したものとは何か。W杯プレーオフを目前に、アッズーリの未来を巡る期待と重圧が交差している。