レストディフェンスとは?意味と使うチーム
別名: Rest defence/Restverteidigung
自分たちが攻めているあいだに、ボールを失ったときに備えて後方に残しておく選手たちの配置と役割のことです。カウンターを未然に防ぎ、相手を敵陣に閉じ込めておくための仕組みです。
要点
- 攻撃中に、ボールを失ったときに備えて後方に残る選手の配置と役割です。
- 語源はドイツ語の「Restverteidigung」で、「残り」の守備という意味です。
- 後ろの5人が「2-3」や「3-2」の2列に並ぶ形が一般的です。
- 前の列は即座に寄せて速攻を止め、後ろの列は背後へのボールに備えます。
- 残す人数と攻める人数のバランスが、攻撃の厚みとカウンターへの強さを決めます。
レストディフェンスとは
攻撃に何人もの選手を送り込むとき、その後ろに残る選手たちの立ち位置と役割を指します。語源はドイツ語の「Restverteidigung」で、「レスト」は休むことではなく「残り」という意味です。攻撃中から次の守備を準備しておく考え方だと言えます。
典型的な形
前線の5人が攻撃し、残りの5人(GKを除く)がレストディフェンスを担う形がよく見られます。後ろの5人は2列に分かれ、「2-3」か「3-2」に並ぶのが一般的です。前の列はボールを失った瞬間にすぐ寄せて相手の速攻を出どころで止め、後ろの列は長いボールや背後へのパスに備えます。
うまく機能させる条件
攻めている選手同士は相手を広げるために距離を取りつつ、失ったときにすぐ囲めるほど離れすぎないバランスが必要です。後ろに残る選手は、相手のFWがどこに立っているかを常に確認し、パスが出る前にコースを消しておきます。うまくいけば相手は自陣から出られず、攻撃側は長い時間押し込み続けられます。
弱点
後ろに人を残しすぎると攻撃の人数が足りなくなり、少なすぎるとカウンター一発で数的不利に陥ります。残る選手の足が遅かったり、ボールを失う場所が中央の危険な位置だったりすると、どれだけ形を整えていても突破されることがあります。攻撃と守備のどちらに何人を割くかは、相手のFWの人数と速さを見て決める必要があります。
生まれた背景
言葉はドイツ語の「Restverteidigung」をそのまま英語に置き換えたもので、攻撃している最中にカウンターを受けないよう守備側の選手が取る位置を指します。ボールを長く持って相手陣に押し込むチームが増えるにつれて重要性が増し、ジョゼップ・グアルディオラのマンチェスター・シティやミケル・アルテタのアーセナルが、サイドバックを内側に絞らせて後方の形を整える代表例としてよく挙げられます。
使っているチーム
マンチェスター・シティ(ジョゼップ・グアルディオラ、2022-23)
センターバックのジョン・ストーンズがロドリの横まで上がり、3バックの前に2人が並ぶ「3-2」の土台を作りました。前線の5人が攻める後ろで、この5人がカウンターの芽を摘みました。
アーセナル(ミケル・アルテタ、2022-23〜2023-24)
ジンチェンコらサイドバックを内側に絞らせ、中央を守る5人のかたまりを作りました。両ウイングが幅を取るぶん、サイドバックは攻撃に出るより内側で後ろを固める役割を担いました。
戦術ボードで試すときの見どころ
戦術ボードで攻撃側を前線5人と後方5人に分け、後方を「3-2」と「2-3」の両方で並べてみてください。相手の2トップに対して、どちらの形なら数的優位を保てるかを比べると違いが分かります。
戦術ボードを開く(無料)よくある質問
- 「レスト」は休むという意味ですか?
- 違います。ドイツ語の「Rest」は「残り」という意味で、攻撃に加わらずに後ろに残る選手たちの守備を指します。
- ゲーゲンプレスとはどう違いますか?
- ゲーゲンプレスはボールを失った直後に奪い返しにいく行動そのもので、レストディフェンスはそれを可能にするために攻撃中から整えておく配置です。良いレストディフェンスがあるからこそ、即時奪回が成功しやすくなります。







